1980年代に製造されたフェルナンデスのミディアムスケールシリーズのストラトキャスター。40mmナットで細めの薄いネックです。手の小さな方、女性、ジュニア向けのギターに最適ですが、ジャパンビンテージらしい性能を持っています。
1980年代にフェルナンデス社から発売されていたファンクション・シリーズは、ミディアム・スケール、ショート・スケールで音質のグレードも良いという事で人気がありました。このストラトキャスタータイプには、上の写真のようなメタリックブルーの他にもブラックなどのカラーバリエーションもあり、最近発売されている廉価版のギターと比べると驚くほど音が良く、ジャパンビンテージとして評価されるべきギターだと思います。フェルナンデス製のオリジナル・フロイドローズタイプでチューニングの安定性も抜群、ピックアップはS・S・Hという配列で現在でも主流のレイアウト、しかもタップアップによってリアピックアップはシングルへの切り替えも可能。フェルナンデス製のオリジナルピックアップですが、サスティーンが強く、レースセンサーのような音質です。ボディシェイプはフェンダー・ストラトキャスターに比べてほんの少し小ぶりですが、重量は4.2kgと重めで、しっかりと低音も出ますし、粘りのあるサウンドはストラトキャスターそのものです。個体差もあると思いますが、このグレードは、●●ジャパンのストラトキャスターなどと比べると、かなり完成度が高く、ステージ、レコーディングでメインにできるグレードです。改造無しでもかなり満足できますが、ピックアップを交換するなどすれば好みのサウンドにグレードアップできると思います。
私はドラムが本業だったので、ギターは遊び程度でしか弾いていませんでしたが、それにしても上達しないなぁ?やっぱ才能ないんだな・・・と諦めていましたが、このギターを使うようになってから、驚くほど上達しました。子供のように手が小さいのにレギュラースケールのギターを使っていたので、ムリがあったんですね。もっと早く使えば良かった・・・。手が小さい方で伸び悩んでいる方は、ミディアムスケール、ショートスケールのギターを使ってみると才能が開花するかもしれませんよ。
ショートスケール、ミディアムスケールのギターは少数派なので生産数が少なく見つけるのが大変ですが、オークションなどで探せば見つかると思います。ストラトタイプのミディアムスケールはフェンダージャパンからも発売されているので、見つけ易いと思います。ただし、数が少ないので、楽器店で中古商品を探すにしても、オークションで探すにしても、ちょっと高めかもしれません。
●ミディアムスケールのギターを探す
●フェルナンデスのギターを探す
●ギブソン・エクスプローラーを探す
●フェルナンデスTEJを探す
テレキャスターを探す