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サルバドル・遥かなる日々
 
SALVADOR

●監督
オリヴァー・ストーン

●キャスト
ジェームズ・ウッズ
ジェームズ・ベルーシ
ジョン・サヴェージ
シンシア・ギブ

■ ストーリー ■


 かつてベトナム戦争で従軍記者として活躍したフォト・ジャーナリストのリチャード・ボイルは、今では家賃も払えないほど落ちぶれて、妻にも逃げられてしまう。宿無しとなったリチャードは、友人のドクター・ロックとともに動乱のエル・サルバドルへ潜入し、恋人マリアと再会するが、予想以上に国内情勢の悪化しているサルバドルの現状に愕然とする。酒、ドラッグ、女遊びがやめられず、だらしのないリチャードだったが、取材仲間であるジョンと再会し、サルバドルの現状を伝えようと、決死の取材活動をはじめる…。

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■ レビュー ■

 

 1986年アメリカ作品。監督は『プラトーン』『ドアーズ』『JFK』のオリヴァー・ストーン。出演は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 』『エニイ・ギブン・サンデー』などに出演しているジェームズ・ウッズと、『ディア・ハンター』『シン・レッド・ライン』などで有名なジョン・サベージ、さらに、『K9』のジェームズ・ベルーシと、日本ではアイドル的な人気のあったシンシア・ギブが出演しています。 アメリカではレーガン政権が誕生しようとしている頃、軍事政権と、農民を中心とするゲリラ軍の戦いが激しくなっていた中米サルバドルの現状を、スティーブ・ボイルというカメラマンの取材を元にした実話の映画化。アカデミー賞作品賞を受賞したオリヴァー・ストーン監督の、『プラトーン』とほとんど同じ時期に公開になり、映画関係者を中心に、『プラトーン』以上の評価を得た傑作です。

 『プラトーン』以上の傑作!というのが、ハリウッドでの一般的な評価のようです。この作品が、アカデミー賞を受賞できなかった事に関して、ハリウッドでは、かなり不満が噴出したというエピソードも残っています。レーガン政権が誕生した後のアメリカは、強行的な外交政策を行い、この作品で描かれているように、サルバドルでも、軍事政権に武器を供与し、中米の共産化阻止するという名目で内戦に加担します。近年、アメリカは、大量破壊兵器の存在を理由にイラク戦争を起こしましたが、大量破壊兵器はありませんでした。この映画の中でも、ゲリラ側が最新兵器を保有しているという事実を捏造している場面があり、政治的な策略などがリアルに描かれていて興味深いです。しかし、何といっても、内戦の現状を世界に伝えようと決死の覚悟で取材に挑む主人公や、内戦に苦しむ人々を支えようとするボランティアの活動に感銘を受けます。

サルバドルの天使

 ゲリラ軍に参加しようと山に向かう少年に向かってリチャードが、『神の祝福を』、と声をかけますが、少年の答えは、『もうこの国には、神はいないよ』でした。神が信じられなくなる気持ちも分りますが、内戦の混乱の中、必死に人々を助けようとするボランティアの姿には感動させられます。中でも、シンシア・ギブが演じるキャシーの献身的なボランティア活動の様子や、軍事政権側が差し向けた暴漢に銃を向けられた時に、小さく十字を切る健気な姿には、涙が出ます。神がいなくなっても、天使のような人がいてくれれば、それだけでも何かを信じられるのではないでしょうか。

真実をつかむには、近づくことだ、

 主人公リチャードの仲間のジョンは、ロバート・キャパを尊敬し、キャパの偉大な点は、『金ではなく、苦しむ人の気高さを追及したからだ』と語り、キャパのように命を惜しまずに、真実に接近しようとします。カメラマンにとっても『近づくこと』は重要だと思いますが、何かを追い求めること、真実を求める人にとっては、特別な意味がある名言ではないでしょうか?


名シーン

いいのが撮れたぞ

 アメリカが軍事援助を再開し、戦闘機が機関銃で銃撃をはじめるシーンを、ジョンが命懸けで撮影するシーンが印象的です。この作品のハイライトだと思いますが、緊張感が頂点になり、胸が熱くなります。

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ヤッピーとは?
 
 80年代を経験した方には、説明不要だと思いますが、この作品の中で、リチャードが嫌っているヤッピーとは、young urban professionals の略称で、都会でリッチな暮らしをエリートサラリーマンを指しています。80年代は、60年代から70年代までの思想の実現の為に活動する若者が、ほとんどいなくなり、物質主義、利己主義の時代で、ステイタスを競い合うようなライフスタイルが主流になりました。健康の為にジムに通ったり、ジョギングが流行したのも、この頃です。価値観は人それぞれなので、批判はできませんが、自分の健康、自分の利益やステイタスにしか関心が無いという事は、自分さえ良ければそれでいい、という価値観につながるので、リチャードが嫌っているのも分るような気がします。ジャクソン・ブラウンの『孤独なランナー』をBGMにアメリカを後にするシーンは、リチャードが、ヤッピーの多い町に別れを告げる象徴的なシーンになっています。

キャパとシャンバーグ

 この作品の主人公はカメラマンなので、キャパという写真家の名前が何度か出てきます。ロバート・キャパはスペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦、第一次中東戦争、第一次インドシナ戦争を取材し、インドシナ戦争取材中に地雷を踏んで亡くなりましたが、今でも世界中のカメラマンに崇拝される伝説的なカメラマンです。

 リチャードがバカにしているシャンバーグとは、ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト、シドニー・シャンバーグの事です。ニューヨークタイムズ記者としてカンボジア内戦取材し、その仕事が評価されての受賞でしたが、取材の通訳だったディス・プランという仲間をおいて帰国してしまったので、最後までカンボジアに残らなかった事を批判しているようです。シャンバーグと、彼の通訳だったディス・プランのカンボジアでの体験は、後にローランド・ジョフィ監督によって『キリング・フィールド』という映画になりました。こちらも傑作です。



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