視線の先には堅く閉ざされた扉
鍵が掛けられ、幾重にも巻き付いた鎖
辛い想い出と共に閉ざされた扉は
もはや開く事はない
固く閉ざされた扉を前に
誰もが見て見ぬ振りをする
 
扉の前を人が通り過ぎていく
鎖が外れ鍵の開いた扉に
誰も気付かない
閉ざされていた扉は
扉が存在したことさえも、忘れ去られる
 
扉の中に人影が1つ
暗闇の中佇んでいた人影は、やがてこちら側へと現れる
その人の手で再び扉は閉ざされる
厳重に施される鍵
 
閉ざされた扉は、ただの壁へと姿を変える
扉を認識するのは
それを閉ざしたモノのみ
 

第3回アンケートのお礼“”の裏側です
(対とは言えない話なので裏側(^_^;)
今回は、深読みをすると悲しさが増す……というか、表共々深読みがしたくなるような物をめざしてみたり……(^_^;
さて、今回はどれだけのひとが此処にたどりつけたのかな?