死にゆく生命 壊れた世界………… あの日、あの時、壊されてしまった世界 木々は枯れ、水は濁り 小さな命は、消えていってしまう 目の前で死んでいった人々 滅び掛けた街 世界は、緩やかに、急速に、破滅へと向かっている ただ1人の男の為に…… あの時、それを阻止できなかったのは自分達 あの時、唯一その行動を阻止できる立場にいたというのに…… だから、という訳ではない 壊れゆく世界を救いたいとは思うけれど 救おうとは思ったけれど 救うために、旅をしているけれど 本当の理由は他にある 仲間達それぞれの理由……… 心の底から、世界を救いたいと、そう思って行動している人もいるけれど…… 崩壊した世界を巡って 仲間の1人1人と再会して 彼等それぞれの事情に行き当たった 誰だって、自分の事で手いっぱいで………… 世界を救う為にとかいった、大きな事は思ってもいないけれど、ケフカを倒したい気持ちを抱えて 1人ではどうする事もできず、頼りになる仲間を求めていた ゆっくりと、確実に私達は進んでいく 足固めをしなければ、強大な力を手に入れた相手にはかなわないから 遠回りしても、しっかりと対抗できるだけの力を手に入れて すべてはそれから こうしている間にも、世界は移ろいで行くけれど それでもまだ生命は存在している 滅びゆく世界で、必死で命をつないでいく まだこの世界は大丈夫 生きるものが、生きようとする想いが続く限りは…… END
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