(おまけ)
反省会 と名付けられた時間 ラグナとスコールは殺風景な部屋の中で無言のまま座っていた 「…………」 無言のままに過ぎていく時間 時間の分だけ、セルフサービスで飲み続けたコーヒーの減りが早い いつのまにか入り込んでいた科学者の存在 遙か昔から存在していた施設の存在 そのどちらにも気付かなかった責任はエスタに有ると言えばある けれど…… 今回は、ちっとだけ気が楽って言えば楽かもな…… 今回は、開き直ると共に早々に手を打った 情報の公開 施設の公開 下手な噂で情報が流れ出すよりも早く、真実を流してしまう 実物を見せてしまう 今後それなりに面倒な事は起きるかも知れないが、それもたいしたことじゃない コーヒーを飲み干し、もう1杯煎れる カップが無言で手元に差し出される ………… 意図しない所で施設を破壊したスコールは責任を感じているのか、大人しい カップを受け取ってお湯を注ぐ 「……お湯が切れたな」 施設の破壊以上に後悔している事 あそこに残っていた1体の人形 んー、まぁ仕方無いよな ラグナは立ち上がり、部屋の外へとお湯のお代わりを頼む 気付くか気付かないかはスコール次第って所か…… 「失礼します」
|