英雄と敵
(変化)


 
かろうじて残っていた形が崩れ落ちる
長い年月“彼等”の注意を引くこと無く存在していた場所
残されていた場所が崩れる
彼等には、それがなんであるのか理解する事は出来ない
彼等にとってそこは意味が無い
それがなんの為に存在し
それが何をしていたのかなど
彼等には何ら関係が無い
ただ、その場所を確かめ
彼等の良い様に整えられる

赤く点灯していた光がすべて消えた





 

  

 
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