16時
 
あてのない散歩
あての無い買い物
見るとは無しに店の中をのぞき見る
辺りは人の山
時々、ラグナに気がつき、こそこそと噂する人の様子が見える
それには、気づかなかったように
足早に歩き去る
「………今何時だろうな?」
のぞき込む時計の針はなかなか時間を刻まない
……壊れてるんじゃないだろうな?
何度も思う疑問
目的も無く街を彷徨う
時間つぶしの目的は
ただ、時間が早くすぎる事だけを願っていた
 
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