小さな居間
隣で燃える暖炉の炎
窓の外には降り続ける雪
テーブルの上にささやかなごちそうを用意して
ゆっくりと流れる時間に身を任せる

やがて、手の中のスープが冷める頃
家の扉がノックされる
名前を呼ぶ賑やかな複数の声
小さな笑みを浮かべ
ゆっくりと立ち上がる
音を立てて扉が開く
「おめでとう!」
友人達の声が唱和した

 
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