もう日付も変わろうとする夜更け
小さく窓がノックされた
そっと、隙間から外の様子を伺ってみる
窓の外には、寒そうに立ちつくす人が1人
慌てて窓を開けると
困ったような笑みを浮かべる
そして小さな
「Merry Christmas」
の声と共に花束が差し出される

クリスマスが終わる
 
 
END