会場に入って衝撃だったのが、通常縦に使う会場を横に使っていたということ。スタンド席片面を全部潰してステージ背面にしてた。グランディで、このとっても横長セッティングは多分もう2度と見ることはないだろう。レアレア!なんてポジティブにとらえてみました(…)。剛さんはこの幅広いところを左右に動いてアオってくれましたけどね。
M01 ENDLICHERI☆ENDLICHERI
生演奏でメンバー紹介。神戸からの変更は、スティーブがお休みだったことと、TAMAちゃんではなくてALIYA
MIHARUさんになってた点のみ。メンバー紹介の最後で、「ケリーーーーーーー!!!」というsankakuの雄叫びとともに剛さんが登場。頭にピンクのスカーフ(物販)、原色の細かい柄のシャツ、色落ちジーンズ、腰にはやっぱり白いバンダナ?を巻いてた。サングラスも勿論着用。いやー、あのカッコ、「ゴッドタン」の「マジ歌選手権」の角ちゃんかと思ったよ。普通にモテたい男子人には真似できねえ。
M02 Let's get FUNKASY!!!
M03 White DRAGON
M04 (ベースセッション)
M05 傷の上には赤いBLOOD
M02では、冒頭の♪My name is CHERI…、Long time no see… で歓声が上がってました。M03ではライブカメラの映像がストップモーションの連続みたいな効果になってて、ちょっと見づらかったな。っていうかオモシロ感じになってたけど…いいのか?今回はスティーブがいないので、M04終わりのドラム缶セッションなんかはありませんでした。そのせいもあったかどうか、ここまでは神戸ほどはなーんか盛り上がらない感じ。剛さんもM05の最後までサングラス取らなかったな。ちょっと残念。この曲であったまって、ようやく次で取ったという感じでした。同じタイミングでスカーフも取ってたような。
M06 闇喰いWind
イントロのギターリフの音色がやたら色っぽい。これが師匠のギターですよ。ススムとはやっぱり違いますね(それでもワタシはこの曲はススムのための曲だと思ってるけど)。相変わらず剛さんの腰は出し惜しみ無し!テンションが上がりすぎて間奏のギターとのカラミなんかも覚えちゃいねえ。でもツッチーに背中合わせになってたような気がします。
MC
今回の選挙では、僕、鳩山さん、竹内朋康が首相の座をあらそったわけですけども、残念ながら鳩山さんということで。
竹内朋康なら日本を変えられると思ったんですが。
僕の敗因は、この服で選挙に出てしまったということに尽きるんじゃないかと(笑)。
スーツの方が良かったですね。竹内くんに至っては、上半身ハダカであったと(笑)。
大人の方々が追加公演を決定してくれました。
僕、こうみえてあんまり権力ないんですよ。
「剛なら大丈夫だろう」とか、「剛なら我慢してくれるだろう」とか、そういうふうに思われがちなんですよね。
だから今回の物販も、「じゃあやろう」ってなったのが2週間前ですよ。
2週間でものを作るって、作る方も死に物狂いですよね。
バンダナと、ピックと、ステッカーと、ペンダントと…あと何やったっけ?(Tシャツー!)
これは?あれは?といろいろな案を出したんですけども、限られた時間の中でできるものということで、
一体何がダメで何が採用になったのか、いまいち把握できてない面もあります。
この靴もね……試作品なんです。物販にしたかったんですけど、
なんかこの品物だったらこう、この品物だったらこう、みたいな、めんどくさいことがいろいろあるみたいで。
ここにサンカクとか入ってるんですよ。素材は布とかエナメルとかで。僕のは特注で皮なんですけどね。
昨日すごい早く寝ようと思って、11時ごろ寝たんですよ。そしたら4時ごろ起きてしまいまして。
なんかねえ、布団をはいで、着てたカーディガンを脱いだみたいで、
そのカーディガンだけをかけて5時間ぐらい寝てたみたいです。
おかげで今日オナカ壊しました。(大丈夫ー?)もう大丈夫です。皆の顔見たらオナカが…なんや…パッパしてきました(笑)。
こうして、仙台にやってまった…(やってまいりました、と言いたかったらしい)…これ、皆さん使ってもいいですからね(笑)。
「さあ、いよいよやってまった!」とか(笑)。場所を選ぶと思いますけども。
普通かむと「なんやねん」って言われるんですが、かむと「かわいい」って言われるということを僕はおぼえてしまったので。
もうかまないで喋ろうともしていないというか。最近はもう全然緊張もしてないんですよね。
皆さんがほんと海のような母性で迎えてくださるので。
いろいろ真面目なことも言いたいんですが、テレビではそういうところはバッサリ切られてしまうんですよね。
アイドルがそんなこと言ってもちゃんと取り上げてくれないこともあったりして。
愛とか、生と死とかについて、僕の思っていることをちゃんと伝えたい。
そのために、ENDLICHERI☆ENDLICHERIというプロジェクトを立ち上げました。
sankakuというキャラクターがいますけれども、当初は、これは僕の顔に押すスタンプのつもりだったんです。
ENDLICHERI☆ENDLICHERIとしての僕の写真には、顔のところに全部このsankakuが貼ってあって、
でもライブにくると僕がいる、みたいにしようと思ってたんですが。
「何言ってんの?顔出しなさい」と言われまして。それでこういうキャラクターが生まれたんですよ。
今では音楽業界の方からも、一緒にやりませんかと、いろいろお声をかけていただけるようになったんですけども、
なかなか難しいことがありまして。
でもそういう環境が僕のおかれた環境なんだと、飲み込むしかないんだと思っています。
M07 ソメイヨシノ
M08 Love is the key
M07の前奏・間奏・後奏のピアノソロはさらにたっぷりと時間をかけて弾いてましたね。「拙いピアノですが…」と剛さんは謙遜してましたが。こうやって本番で上達していくってのがすごいよなあ。かなりチャレンジングだ。最後は「ありがとうございまった」と言ってました(笑)。残念だったのが後方通路を歩く警備の人の足音。引きずるように歩くとシートの摩擦音がかなり気になりました。ちょっと緊張感なかったんじゃないかしら。
M09 (発破コント)
M10 Blue Berry
またしても発破のタイミングと場所が一向に合わない剛さん。モニタースピーカーに体育座りをして泣いていると、今日は竹内くんが慰めに来た(笑)。M10終盤のジャンピングタイムは、剛さんはやっぱり客席にオシリを向けて、指で回数を出しながらバンドさん&客を跳ばせてたんですけども、自分は跳んでなかったなあ。手振りだけだった。そしてバンドさんがミスるのをめざとくみつけてました。でも今日は、時間は長かったけどあんまり回数は飛ばなかったような気がします。直後に座りだす人も少なかったし。もう100回ぐらいでは普通って感じに感覚が麻痺してるところもありますが。
M11 Chance comes knocking.
M12 これだけの日を跨いできたのだから
M11に入る時ちょっともたつきましたね。剛さんもギター持たなきゃいけないんで、M10から間髪いれず!という感じにするのは難しいんだろうけど。流れとしてはうわーっ!っとイキオイでいきたいところですよね。どーでもいいんですけども、客は♪higher〜を、メロとコーラスのどっちのタイミングで歌ったらいいのかしらとチョト迷った。なんとなくこれまではコーラスのタイミングで、剛さんのメロに続いて歌ってたような気がするんですけども。当会場ではそのへんがバラバラだったので。剛さんがわざとメロ歌わないで一瞬歌わせようとしてた気もする。特に指示があるわけでもないので、このへんは空気の読みあいですよね。自由すぎる。
M12はこの曲が聴けるだけでもうありがたいという域です。「歌を歌って 泣いて 笑って あなたに愛してると言いたい これだけの日を跨いできたのだから」というフレーズがマイ・フェイバリットなんですが。今日は「歌を」と「愛を」に替えてたようです。歌終わりで、またしても「皆さんありがとうございまった」と言ってハケていきました。
ENCORE
剛さんは再び頭にスカーフを巻いて登場したのですが、「やっぱり暑い」ということで取って、マイクスタンドに引っ掛けてました。「こっからは何も決めてません。1時間ぐらいやりたいと思います」ということで始まったセッションタイム。今回はまさかの4部構成。第1部はこれまで通り、剛さんがギターでリードしながら、バンドさんがソロでつないでいくという形。相変わらず剛さんは師匠の傍らにおり、師匠の弾いたフレーズに続いて同じフレーズを弾いてみる、っていうのを繰り返しやってました。まるで公開個人レッスン!師匠のフレーズに続く剛さんの拙いフレーズに萌えました(笑)。剛さんはその後専用ドラムセットが登場して一部叩いたりしてましたけども。房原さんがとってもシブくジャジーな感じのソロで、その後の川島さんの会心のソロもメロディアスで爽やか。さらにコーラス2人、十川さんと続きましたが、どことなくジャズっぽい雰囲気でまとまったセッションでした。これまでがちょっとエクストリームだったんだろうけども。なんか新鮮でした。
第2部。さっきのセッションでも思うさま歌ってたコーラスのTIGERさんとALIYAさんがマイクを持って前に出てまいりまして、2人のスキャットを先導に新しいセッションが始まります。セッションっていうかこれは事前にしっかり固めてた感じの展開でした。姉さんら歌上手すぎ。TAMAちゃんの穴埋めて余りあるね。さらに第3部は竹内くんがマイクを握り、「Put
your hands up!」とあおりまくりの、「エンドリケリー!さぁーいこう(最高)!」とライムしまくり。一気にヒップホップな雰囲気に。えーっと、ギタリストの方ですよね…?と一応言ってみた(笑)。自由だ。
最後はアドリブ作詞作曲トライアル。マイナーな感じで始まりました。歌詞も、社会に対する怒りとか苛立ちを孕んだような内容で。そういや剛紫名義での仙台ライブのときも、最後の曲はマイナーな感じだったなとか思い出したりした。神戸では2日間ともとても清々しさのある曲だっただけに、仙台という地域性がそう歌わせるのかしらー、とかどうでもいいことを考えてました。歌詞はほとんど覚えちゃいないけれども、最後の方で繰り返してた「時代よ 愛を唱えよ」というフレーズが残ったなあ。苛立ちの向こうへちゃんと到達してたと思います。そんでもってバックでちゃーんとクライマックス・メイクをしてくださるバンドさんはホント素晴らしい。この曲の後半、剛さんは半眼というか、ほんのちょっと薄目を開けて歌ってて。言葉が次から次へと口をついてでてくるって感じでした。憑依状態をも思わせた。あれもちょっと見たことない表情だった。何とも言えない不思議な色気がありましたね。
最後はステージの照明がかなり落とされたなかでご挨拶となるのですが。それが勿体無くてしょうがないくらいイイ顔してた。でも声はちょっと震えてました。そういや神戸の時も震えてたなと思って。あれだけノドが強い人がこうなってしまうということは、どれだけこのライブがノドを酷使するものか、推して知るべしってことですよね。スティーブのソロとかなかったし、今日はちょっと短めかなあと思ったら、ゆうに3時間超でした。
以 上
(注釈日記 2009年10月5日改)