リカ役の原田夏希がよかったー。テレビでしか見たことなかったんだけど、 実際見ると結構ふわーっとした雰囲気の女優さんなんですね。
もっとキツイ感じなのかと思いきや。綾瀬はるか系のほにゃ具合。しかし芝居はよかった。
シェイクスピアのシーンも、これまでの女優のなかで一番違和感なくセリフを吐けてたと思う。
あとねえ、光一をナイフで刺した後の独白~What 10 wanna say、まで、床に力なくペタンと座ってる姿がなんともいたいけで。
セリフは大号泣になる感じでもなく、割と抑えてるんだけど、端々に感情が漏れる感じで。
2階席でしたが、涙がライトに反射してキラキラ光って見えました。ダンス大変そうだけど、私は好きでしたね。

今回はまたかっちゃんに泣かされたなあ。
何がって、「光一が死んだなんて、嘘だ!」って狂乱する内の頭を くしゃくしゃくしゃってなだめる手にやられましたね。
なんという優しさ。気持ちがないとああいう芝居はできません。そこで涙腺が決壊してしまいました。

この日は光一さん、ラダーフライングの2階席に着地しそこねたんですね。1回ちょっと載ったけど、 後ろに引っ張られる感じで落ちそうになってた。
控えてたスタッフさんがすぐに脇を抱えるようにしてフォローして、改めて2階席にご挨拶してくれました。一際大きな拍手が出た。
非常に珍しいことなんではないでしょうか。
ラダーフライングでは、飛びながらも光一さんはしっかり芝居してます。
しかし、 この日はいつもの毅然とした表情…を通り越して、険しいような、切羽詰まったような表情をしてたので、
「うわ、このシーンってこんな力入るようになったんだ…」とか思ってたら、タイミングが合わず…。
あの表情が芝居だったのか、実際何か不具合があったのかはわかりません。
カーテンコールでは「2階席の皆さんはびっくりしたんじゃないでしょうか。0.1秒、0.1ミリのズレでこのようなことになってしまいます」みたいなことを言ってましたね。
終幕後はとにかく皆、「ヒヤっとしたー」「恐かったー」とお母さんのようなことを口々に言ってました。 愛されてるなあ座長。



以上




帝国劇場100周年記念公演

Endless SHOCK 2011


at 帝国劇場 , 2011.03.04