1月21日(土)
仙台空港から福岡空港へ。何故行きのフライトは2時間もかかるのだろう。
福岡に着くなり、まずは昼飯ということで、今泉エリアのおしゃれカフェを物色。cafe pour vousに入る。名物のアップルパイなどを食す。
さらにてくてく歩いて「フランス菓子16区」へ。 ダックワーズが日本人の考えた菓子だと知った時の衝撃ったらなかった。
なもんでオリジナルなダックワーズを是非買いたいと来店。 駐車場整理の人がいるほどの繁盛ぶり。
店員さんが皆口周りをガードする透明マスクをつけててちょっとびっくり。
ダックワーズは要冷蔵じゃなくてよかった。皮のさっくり感が好き。 たまにベタっとしてる店もあるからー。
浄水通りにはいろんなお店があるときいていたのですが、 いまいちどこらへんなのかわからずじまい。
帰りに警固神社を参拝。 昨年伊勢神宮で購入したご朱印帳で朱印収集中でもあった。
東急ビズフォートへチェックイン。東長寺とか龍宮寺にも行きたかったが、 風邪が思わしくないのでしばらく休息。
のち、中洲川端へ。アーケードの商店街を歩く。オネエちゃんのお洋服屋さんが多いね。元気だったら川端ぜんざいが食べたかった。
端までいくと櫛田神社があり、また参拝。 博多の総鎮守ですからね。しかし社務所は終了でご朱印もらえず。しょっぱい水も飲まず。
いよいよ博多座に入場でございます!博多座の人とおぼしき方が、ファンの写真を撮ってあげています! 親切です!
そして中に入りますと、まず1階ロビーに並んだお弁当の屋台ブース! 博多名産品販売ブース!何故かタリーズコーヒーまで出張ってます!
そして2階のロビーにまで売店が! お客さんが多数お買い物をしており、ロビーは終始わいのわいのです! なんだか泣けてくるほどです!
地方の小屋がこんなにも賑わうということが嬉しくてしょうがないです!
幕間には各ブースの試食をするだけでお腹いっぱいになります! お土産もここで全部買えてしまうぐらいの充実ぶりでした!
興奮しすぎ(笑)。
席は2階だったのですが、あらゆるフライングがド正面で大変見やすかったです。
帝劇だとフライングもラダー以外は結構下の方に見える印象があったのですが、
3階席がある関係からか、思ったよりもグイーっと上の方まで上がってフライングしてる気がしました。
3階には休憩時間に上がってみたのですが、流石に演者さんの頭頂部中心の観劇になりそうでした。
博多座は帝劇よりも小さいはずなんですけども、見ている分には上下左右の抜け感があって とても見やすかったです。
今回は何と言っても「ONE DAY」と「HIGHER」が衝撃。
「SOLITARY」といい、「HIGHER」といい、SHOCKに新たに加わるナンバーってのは、
ひたすらに舞台上にいる人間のパワーで魅せるものが多くなってますね。
SHOCKのみどころとしては、「豪華な舞台機構」という要素も勿論あるのでしょうが、 方向性としてはセットはどんどんシンプルになっていってる気がします。
あー、「HIGHER」もう1回みたいなあ。
そして「ONE DAY」も衝撃でした。
てっきり「What 10 wanna say」が流れてくると思ってたシーンで、 ピアノの音がポロン、ポロンと聞こえてきた日には、泣かずにはいられなかった。
そしてラダーフライングですよ。やっぱオレはこれが好きすぎるよー。
その気迫に毎回心打たれてましたけど、今回は「気迫」というより、 「色気」を感じたんだよねえ……。
ギリギリのところでやってるんだけど、ものすごい冷静な視線がある感じというか。 ふっとした表情に陰りを感じて、それが妙に色っぽかった。
光一さんは別にゲッソリしていたわけでもないんですけどね。
「華味鳥 中洲本店」で水炊きを食べる。
お店のお姉さんいわく、「遅い時間のお客さんはみんな博多座帰りの人です」と。
「お鍋作ってる間にいろいろお話されてるので、詳しくなってしまいました」と。
「神田沙耶加はあまり出すぎないでいいって言ってましたよ」と。
「遠くから来て土日2公演見て帰るって人が結構いるみたいですね」と。
「ファンってほんと有難いもんですね」と。
最終的にお姉さん、光一さんの気持ち代弁(笑)。
水炊きは風邪ひいてなかったらもっと堪能できたのになあ。 あんまり食べれなかった。
4月22日(土)
博多座から3ヶ月。その間も光一さんはずっと舞台に立ち続けていたのですね…。
当然ではありますがなんてすごいことだろうと、改めて思いました。
1階席の最後方で、今回はオペグラも持たずだったので、表情は正直よく見えませんでしたが、
ラストシーンの白い衣装での立ち姿を見たとき、身体がやっぱ薄いなあ…と思ってしまった。
光一さんにとっては、この4ヶ月は苦しくもあり、楽しくもありの時間だったのだとは思いますが、 少なくとも、身体は相当に無理をしているはず。
本当にお疲れさまです。楽後はゆっくり英気を養う時間をとっていただきたいものです。
今回はセリフの変更が結構ありました。博多座の時点ですでに変わってましたが、
特に自分としては、コウイチがオーナーに対して放つ、 「そうやってあなたは逃げたんだ!」というセリフが、
「そうやってあなたは仲間を捨てたんだ!」に変わっていたのにすごく引っかかってます。
「あなたは逃げたんだ!」とコウイチから言われた時に、反論できる人は誰もいない。
コウイチは、周りとの軋轢を顧みず、自分の信じる道をひたすら走ろうとしている。
だから、コウイチから発せられるその言葉は、あまりに正しすぎて、人を傷つける。
あんなに慕っているオーナーをすら傷つける言葉を放ってしまう、あの場面のコウイチに、 私はとても感情移入していました。
それが「あなたは仲間を捨てたんだ!」って…。
コウイチって、そんなに仲間第一の人だっけ?仲間がよければそれでいいんだっけ?
なんか急にコウイチが綺麗事を言う人になっちゃったような気がして、 すごく淋しい気がしたのでした。
多分私は、コウイチの孤独をこそ愛していた。
コウイチには、孤独でいて欲しい。
いや、自分の考えや情熱を100%理解してくれる人なんて、 本当の意味ではいない。
だから、何かを成し遂げたいと思う人は、基本的には孤独なはずだ。
だからこそ、最後に「ひとりじゃなかった」ということを確認した時に、コウイチは救われるんだと思う。
私は、植草オーナーになってからの「Endless SHOCK」は、 そういう孤独な魂の救済の話だと思って見ているところがあります。
でも何で、私はコウイチをそんなに孤独にしたいのだろう。
………多分、自分も孤独だからなんだ。
そう気付いたとき、帰路の車の中に、カーステから 「I'm you You're me」(from 「shamanippon」)が流れてきた。
泣かずにはいられなかった。 わたしはあなた。あなたはわたし。孤独な心に差し出す言葉として、 これほど温かい言葉があるだろうか。
以 上