●ポスター
・ポスターは、ビジュアルコミュニケ−ションの一つの媒体。
→紙に印刷されたものを生産すると言う意味では、プロダクト・デザインの範疇に入るが、人の目を捉え伝達内容を伝えると言う情報伝達が目的である。
→価値---伝達内容をいかに正確に多くの人に伝えるか。
⇒背景---街角に貼られれば、環境を形成する。
---街角が美術館化する。しかし、貼りっぱなしで放置されれば、ポスターは、環境を汚すものともなる。
●TV
・製品としては、インダストリアルデザインの対象。
・人が求めるのは、そこに映し出されている、楽しい番組やニュースを見る為、即ち、情報を得る為である。ものとしての、存在そのものには本質的意味はない。
・映ると言う事。⇒機能している時、その大きさやブランドが象徴的な意味を持つ事はある。
⇒情報を伝えるのが本来の役目。
⇒ものとしての存在---何がしかの別の意味を伝える。
→部屋に置かれたTVは、環境を形成する。
※機能を持ち、ある意味社会に対して表し、環境を形成する。
<情報環境>
●変革 →→→→→→
・人類の知恵で自らの生活環境を大きく変革させたのが、農耕革命、産業革命、情報革命である。
・現状→→→
・中国ふうに言うのならば、「電脳社会」という環境の真只中に、生活している。
・オフィス環境の変化
・情報受信、発信装置を向かい合って操作する人間との関係をマン・マシン・インターフェイス(MMI)、ヒューマン・インターフェース(HI)という。
・かつてのオフィス⇒そろばん、製図機器が主役。
・現在のオフィス⇒インテリジェントな高性能小型のコンピュータ機器。
・MMIの背景には---オフィス機能に大きな変化をもたらした。
・情報社会の中での経営合理化と作業効率アップのための典型的な環境。
・脱オフィス環境
・オフィス内での情報業務がコンピュータライズされる程、端末装置のネットワークを利用しての在宅業務が可能になった。
・家庭のオフィス化が同時進行して来た。
・日本のデザインの特技⇒軽薄短小志向が情報装置に及んで来た。
・→→→オフィスの家庭という室内空間のMMI化だけでなく、屋外空間においてもMMI化が可能となる。
(例)⇒携帯電話→MMIの身体化が更に進展すれば、コンピュータ通信機器をファッションとして身にまとった、V.イアヴィコリ氏開発の「ウォーキング・オフィス」が、ウォークマンに代わる新しい都市型ファッションとなるかもしれない。
・マルチメディア時代においては、コンピュータによるグローバルなネットワークを基本として、オフィス内外を問わず、ますますメディア・ラボ化風景が進行するのは、今の現状をみて分かる事である。
・レジャー環境
・休暇→人々の休日の余暇レジャーの過ごし方。
・明快なポリシーを持っている。
・leisure「仕事からの解放」⇒その余暇の有効かつ充実したあり方。
・レジャーには、レクリェーション(心身回復)と、アミューズメント(娯楽)を目的とする、2つの要素がある。
・固定レジャー空間:公園、遊園地、各種テーマパーク、レジャーランド、スタジアムのアリーナなどを中心としたスポーツ施設、ドーム球場。
映画演劇、コンサートの可能なマルチ文化ホール。
・一定に固定した場所に大人数を収容する空間は少し異なるが、室内用各種、アスレチック施設や各種ゲームセンターの複合化されたアミューズメントセンター、喫茶店、レストラン、ショップの複合施設。
・動的レジャー施設:ハイテクなので、現在は環境や装置自体が動くものが増えつつある。
・サイクリング、スキー、モトクロス、キャンピングカー水上スクーター、ヨット、小型船のクルージング。
・移動する小都市。
・小型機やヘリコプターがレジャー化している現状から〜。。。
・近い将来…大空が一大レジャー空間となり、地面やビル上のミニ空港までもが新たなデザイン的対象となっている。
・人間活動は自然に大きな影響を及ぼし、人類の生存をも脅かしている。
持続可能な社会の構築のためには、自然の保護・再生と適正な開発が必要とされている。
このような事実を前提として、人間活動と自然の営みとの関連を調べ、自然と人間の共生のあり方からコミュニケーション・デザインに重点をおく。
・豊かな生活と活発な経済・社会活動を支えるためには、広い視点から環境を理解し、自然と人間の調和を考えた社会基盤づくりが必要。
そのために、地上、地下、水辺などの様々な空間を利用した新しい環境づくりの技術からデザインする。
・ランドスケープ・デザイン
・ ランドスケープデザイン…開発地をむしろ地域的なスケールから見てはどうかということを考える。
・ランドスケープデザインが考えているオープンスペース
→→→ 消極的かもしれないが、 まず開発というものがあって、それに対する反応として出て来る。
→→→あるいは、 建築サイドが建築を建てると、それ以外のところがすべてオープンスペースになる、そういうような捉え方。
・ 求心的にものを造り上げるというよりは、空間的とか、広がり的な感覚。
※ 開発区域を越えた概念を開発区域内に持ち込むというのが、ランドスケープデザインのスタンス。
<<デザイン・マネジメントの機能と活動領域>>
1.デザイナー・マネジメント
●活動領域の拡大と多機能化する、企業のデザイン部門の管理・運営のための方法。
●良いデザインを生み出すための、デザインの組織・人事・資金・プロセスの管理。
2.バリュー・クリエーション・マネジメント
●企業が多様化する自社の商品デザインを管理し、戦略的・独創的な新商品を創造て行くための方法。
●より良い生活創造のための、製品・システム・サービスなどの開発提案。
3.コーポレート・デザイン・マネジメント
●会社経営への参画・協力・援助
●企業文化・創造的経営風土・企業イメージを戦略的に創造していくための方法。
○夢から志へ。
○マネジメントからリーダーシップへ。
○デジュリ−スタンダードからデファクトスタンダードへ。
○クオリティーからイノベーションへ。
○プロダクトコンシャスからソーシャルコンシャスへ。