趣味には、生活を便利にする実用的な面と潤いや夢を与えるという両面がある。
 私にとっての趣味とは、生きていく上で欠かせないものである。
なぜならば、自己を磨いて向上して行くものと、考えているからだ。
 私の趣味はインターネットで相手とコミュニケーションを取る事である。
 最終的には、サイバーオフィスの仕組みを使って、自分自身が、社会にインパクトのある情報やサービス、コミュニケーションの場を提供したいと考えている。
 私は、ネット上をプライベートスペースと見立てて、e-mail、BBS、CHAT、ICQ、IRC等を使用して、まだ見ぬ相手と同じ時間を共有し、人間関係を築いて来た。
 自分から情報を発信し、有益な情報を収集する事は勿論の事、音楽の話やファッションの事、PCの操作、機能について分からない事などを質問、相談をしたり、また、悩みに対してアドバイスを貰ったりで、親密度が高まった。
 ただ、オンライン、オフラインの付き合いは根本的に違うので、両方満たして人間関係を築きたいと思い、オフ会を企画した。
実際にネット上の友達に逢ってみて、ギャップが全くなかったと言ったら語弊があるが、親友のように接する事が出来た。
 出会いは、ネットではあるが、ネットというカテゴリーの中の友達で終わるのではなく、かけがえのない友達と考えている。
 様々な人とネットで出会い、何事にも積極的に取り組み事ができるパーソナリティが私の最も誇れる事であり、影響された事である。
 また、主観的にも客観的にも色々な角度から物事を捉えられうようになった。
 ネット上の距離は、時間をも問題としないので、実際にオフの時の自分の行動範囲が大きくなった事も影響された事の一つである。
 自分の趣味を生かしてこれから出来る事は、これからも沢山の人と手を取り合い、ネットを通して更なる空間をデザインする事である。
 そして、まだ見えてない自分のポシビリティーを追究する事と並行して、かけがえのない友達をネット上で他の人にも作って貰えたら良いなと考えている。
 
 

卒業研究テーマ: ビジュアル・コミュニケーションデザイン
      ビジュアル・マーケティングデザイン

●バーチャル(実体を伴わない様。)・ブランドの設立。
 バーチャル・リアリティ(仮想現実)
 服飾を中心とした仮想ブランドの設立。

<方向性>
⇒アナログとデジタルの共存。
・(アナログ要素とデジタル要素を平均的に取り入れる。)
⇒ジャポニズムと世界の共生。
・(世界の中の日本をポイント、ポイントで重視する。)
⇒ONとOFFの融合。
・(ネットのONとOFFの2次元を行き来する事によって得られた事を表現する。)
⇒推進と撲滅の要素。(流行について。)
※今、現在の流行の形態に影響する時代背景から流行とは、また、非流行の形態や心理を知ってみる。

●表現方法
 ・展示→作品として服。
 ・タグ、パッケージetc…。
 ・HP
 ・ポスター
 ・ポストカード
 ・CD-ROM(これまでのデータや形跡を残す。)
 ・ディスプレイに際しての照明機具2点。

●パッケージ…。
・袋系、紙(案→和紙)、プラスチック、アクリル、ヘンプ 等。
 
 
(a)テーマ名
PSYVOG.u.e.(サイヴォーグ)
・「vogue」
⇒「人気を博す。好評である。」
 フランス語が英語に転訛したが、ファッションよりも新奇さに力点がおかれている。                        
・最新流行をさす言葉である。
・「cyborg」(サイボーグ)                 
・諸器官を人工臓器に置き換えた改造生物。

●ワタシの大好き言葉の一つに、「pysence」という言葉がある。
 これは、まさしく、造語の一つである。
 「pys」この「サイ」という言葉は、インスピレーションからも分る通りに、特殊な力、パワーを持つ三文字だ。
 未知なる可能性、計り知れない質感が伝わって来る。

・psyvogueの意味合いをDoppelganger(ドッペルゲンガー)に置き換える。
・自己像幻視。自分自身の姿を自分で見る幻覚。

●性格的に何事にもポジティブに取り込む事ができる。
 また、物事を柔和に考える事が出来、自分の発言、発想、アイディアを空間というスペースを使ってデザイン化、出来る。
 その事から全てに対して、主観的にも「客観的」にも視覚感覚を変える事ができると思う。自己表現をデザイン化する事により、もう一人の自分に出会えるのではないだろうか。

(b)テーマの概要
・仮想というネット上空間で服飾をメインとしたインディーズブランドの設立。

(c)オリジナリティ

 ネット上でやる事については、広範囲で知識、情報を得るので最適であると、考えた。Web上で意気投合した人とコミュニケーションを取り、意見や情報を交わして作品を製作している。ONとOFFの世界の共用と、デジタルとアナログの共存、今までのツールを全て使って、デザインを試みている。
デザイン画などについて討論するにあたっては、CHAT、IRCを中心に動かしている。
また、個人での連絡、書類の転送は、メールは、勿論だが、ICQを専ら使用している。
全く逢った事のない人と計画を進め、実行していく未知なるポシビリティーこそが、いずれオリジナリティというカタチとなって、表現されるのではないかと思う。

(d)社会的な意義

仮想オフィスを拠点として、ブランドを設立、運営して行くにあたって、ONラインとOFFラインの2つの世界でブランドと自分は共存して行く。マーケティングに関してもネット上で売買を行う予定なので、空間での情報流通を基盤とした活動を進行する。
メインの活動は、ネット上のONのステージであり、製作の分野は、OFFのステージであるので、2つの社会を渡り通って行く。
2面性を持ったデザインが作品に影響するのは勿論の事、社会的には、情報の波に乗った流通をタイムリーに感じられる事から、高度情報化社会の流れを得て、違った形のブランドで、流行を受け止められるのではないだろうか。
 バーチャルというステージ上でやる事については、広範囲で自己表現するのに最適であると、考えた。
 しかし、エゴを通してしまいがちなので、自分主体の研究ではあるが、様々な視点で捉えて作品に繋げたい為に、ONでは、Web上で意気投合した人とコミュニケーションを取り、また、OFFの時点では、友達とアドバイスや意見や情報を交わして作品を製作しようとする方向性である。
 デザイン画などについて討論するにあたっては、CHAT、IRCを中心に動かしてる。
 また、個人での連絡、書類の転送は、メールは、勿論だが、ICQを専ら使用している。
 ONとOFFの世界の共用と、デジタルとアナログの共存、今までのツールを全て使って、デザインを試みている。
 仮想ブランドを設立するにあたって、マーケティングを行い、ブランドのコンセプトや方向性を位置付けしたい。
 
 ターゲットとなる年齢層は、ある雑誌の読者の年齢層に想定したが、そのターゲットのコ達は何を求めているのかを知りたいと思う。
 そこで、ONとOFFで、アンケートを取りデ−タ化して分析してみたい。500を目標数値にする。
 (既に昨年200のアンケート集計済。)
 デザイン画は、50〜100着の中から何着か服におこそうと思う。
 デザイン画の表現方法は、絵、イラストは勿論だが、3次元ソフト、バーチャル・ショップのように、人間のモデルにアイテムを嵌め込んで行くシステム形式で、表現出来たら良いと思う。
 ある空間を想定して実行していく未知なるポシビリティーこそが、いずれオリジナリティというカタチとなって、表現されるのではないかと思う。