セパレートワクシング


エッジ付近のソールはターンの時などソールの中央部に比べて大きい力がかかります。またエッジ付近はソールは雪面に接しているときが多くなり、雪温に合ったワックス
を使ってもエッジ付近だけベースバーンを起こしてしまうことがあります。
そこでソールの中央部分とエッジ付近に硬さの違うワックスを塗ってベースバーンを防止し、滑走性能を向上させます。
柔らかいワックスほど抵抗が少なく水も弾きやすくなります。硬いワックスは柔らかいワックスでは耐えきれない圧力がかかっても抵抗を少なくさせることができます。そこで
中央部分には雪温に合ったワックスを塗り、エッジ付近にはそのワックスより1または2レンジ低い温度の硬いワックスを使うことによりベースバーンを防ぎ、滑走性能をより
向上させることができます。

 
【 セパレートワクシング 】
 
必要なもの
・アイロン(普通の使い古しでOKだよ)
・スクレパー
・滑走ワックス
・ナイロンブラシ
・馬毛ブラシ
 
やり方の手順
1. ※通常のホットワクシングした後に行います
2. エッジ付近にワックスをアイロンで溶かしソールに垂らしていく
はじめにエッジ付近(5cmぐらい幅)にホットワクシングで塗ったワックスより1レンジ低いワックスをソール全体にまんべんな
く生塗りしていきます。そうすることでアイロンが直接ソールに触れることを防ぎます。また生塗りするときにアイロンでワックスを
温めながら塗ると塗りやすいですよ。
次にワックスをアイロンで溶かしソールに適量を垂らしていきます。多くても剥がすときにムダになるので適量を垂らしてください。
3. アイロンでワックスを伸ばす
アイロンを使って滑走ワックスを溶かしソールに垂らしたワックスを薄く均等に伸ばす、ワックスはノーズからテール方向に伸ばして
いくようにしよう。
注意 アイロンの温度は120℃以下で使用してください、それ以上だとソールを痛める危険性があります。
ケムリがたたない程度に調整しアイロンを止めないように注意してください。
4. 中央部分にワックスをアイロンで溶かしソールに垂らしていく
はじめに中央部分に滑走ワックスをソール全体にまんべんなく生塗りしていきます。そうすることでアイロンが直接ソールに触れる
ことを防ぎます。また生塗りするときにアイロンでワックスを温めながら塗ると塗りやすいですよ。
次にワックスをアイロンで溶かしソールに適量を垂らしていきます。多くても剥がすときにムダになるので適量を垂らしてください。
5. アイロンでワックスを伸ばす
アイロンを使って滑走ワックスを溶かしソールに垂らしたワックスを薄く均等に伸ばす、ワックスはノーズからテール方向に伸ばして
いくようにしよう。
注意 アイロンの温度は120℃以下で使用してください、それ以上だとソールを痛める危険性があります。
ケムリがたたない程度に調整しアイロンを止めないように注意してください。
6. ワックスを剥がす
ワックスが冷え固まらないうちにスクレパーで削っていきます。削りカスが出ないまで削っていきソールにワックスが残っていない
状態にします。ボードが温められているので汚れが浮いた状態になっているので浮いた状態で剥がすことによって汚れをきれいに
とることができます。

削るときはノーズからテール方向に削っていきます。
7. ナイロンブラシをかける
ストラクチャー内につまった余分なワックスをナイロンブラシでノーズからテール方向にブラッシングしてかき出していきます。
8. 馬毛ブラシをかける
馬毛ブラシでブラッシングしてケバなどをとり仕上げていきます。
9. フィニシングマットで仕上げる
最後にフィニシングマットでかるくこすって完成!!まぁしなくってもOK
 
1. 2. 3. 4.
通常のホットワクシング エッジ付近にワックスを溶かし
ボードに垂らす
ワックスを均等に伸ばしていく 中央部分にワックスを溶かし
ボードに垂らす
5. 6. 7. 8.
ワックスを均等に伸ばしていく スクレパーで余分なワックスを
剥がしていく
ナイロンブラシで小さな削りカス
をとる
馬毛ブラシでケバなどをとる
9. 10.
完成
フィニシングマットで仕上げる


Mail Top Home
Copyright 2003 SnowBoard Dependence Syndrome