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ジャズ喫茶「スタンダード」は、1950s〜1960sのメイン・ストリームジャズを中心に、1970s〜1980sのバップ・ リバイバル&フュージョンから、店主のお気に入り盤 だけを流しています。この店主のお気に入りが曲者で、ビックバンドやWithストリングスものはありません。よってボーカルものも、スモール・コンボによる演奏に限られます。そのようなスモール・コンボを聴くためのオーディオ機器を使っているのもこだわりの一つです。
午後は当店オリジナルのスタンダード 集を流したりしてます。
一般にジャズ喫茶というとレコードを再生するのが定番ですが、当店ではCDです。CDのコンプリート盤やライブ盤には、レコードでは発売されていない(収録されていない)貴重な音源があります。特にライブ盤はCDのメリットそのものです。

AUDIOの話1 アンプとスピーカー


さて、一般にジャズ喫茶というと大型のオーディオ機器を使ってレコードを鳴らすもの。しかし当店では、何せスペースの関係で大型機器を使わず、しかも音源はCDです。それでも、こだわりはあるのです。それは、70s〜80sのヴィンテージ・オーディオを使用していること。
メインで使用しているのは
CDP=DENON DCD-1650AZ(CD-RはYAMAHA CD-S303で再生)+AMP=LUXMAN LX38 + SP=ALTEC LANSING DIG
'78年発売のLUXMAN管球式プリメインアンプで'71年発売のDIGを鳴らす。
もう1セット(サブ・セット)は
CDP=DENON DCD-1650AZ(CD-RはMARANTZ CD6007で再生)+AMP=LUXMAN L-570 + SP=JBL 4301
'77年発売のJBLの2ウエイ・スタジオモニターを'89年発売のL-570で鳴らす。
以上
まあ、’50sー’60sジャズを鳴らすには20世紀の思いれある機器を使って楽しもうかな、というのがStandardのポリシーです。
DIGも4301も20cmユニットの小型2ウェイ・モニター・スピーカーですが、スモール・コンボの演奏を聴くにはベスト。一度耳を傾けにご来店ください。


AUDIOの話2 CDプレーヤー

プリメイン・アンプ並びにスピーカーにヴィンテージ・オーディオを採用した当店の音響機器。再生ソフトがCDとあって、例えばマイクロのターン・テーブルにSMEのトーンアームとか、レコード・プレーヤーのようなヴィンテージ感は醸せません。しかし、CDプレーヤーにも当店ならではのこだわりがあります。
主とするCDプレーヤーはDENONの1990年代後期のモデルで、マルチビットDACモデル(PCM1704を2機×2ch搭載した)DCD-1650AZ。現在は1ビットDACが主流で、生産コストの面からマルチ復活はありえないという。そんな20世紀の遺産のようなマルチビットDACモデルの特徴は、温か味があり重厚な音色。アルテックDIGの繊細な音を豊かにしてくれ、まさにベスト・マッチ !
一方、JBL4301はそもそも重厚なサウンドを発するのが特徴なので、むしろ1ビットDACモデルの特徴である繊細で爽やかな音色とは相性良しと言えるかもしれません。CD-R再生では1ビットDACモデルで再生するしかないため、DIGと4301の聴き比べも楽しいかも。