米づくりの1年間

有機肥料づくり

年中

数種類の植物性の材料を混ぜ合わせ半年ほど発酵させます。その間何度も切返し作業をして良質の自家製発酵肥料の出来上がりです。

しかし、この作業が大変な労力を費やし体にもけっこう応える作業です。

種もみの脱芒作業

2月

自家採取した種籾のノギとり作業。
苗代にぼかし肥料散布

3月

   
塩水選

2月

充実した良い種を選ぶ大切な作業。
温湯消毒

2月

  種に付いている雑菌をお湯を使って滅菌する作業です。
水浸

2月

  発芽させる前に、充分水を吸わせます。
芽出し

3月

  種まき直前に、種籾に加温し硬い殻を少し開け芽が出やすいようにする作業。
種まき

3月

 

 
苗代に並べる

4月

 
畦畔の修理

4月

   
有機肥料の散布

4月

 
田起こし

4月

   
代掻き

5月

   
田植え

5月

   
補植

5月

   
畦畔シート

5月

   
除草機押し

5月〜7月

 

田植え直後から除草作業が8月まで続きます。

稲づくりで一番つらい作業です。

草取り

7月〜8月

  この所の好天候で伸びているのは稲だけではありません。田植え直後から芽を出し始めた雑草は、稲よりも草勢いの強いさまざまな雑草たちが後から後から生えてきます。気が付くとあたり一面草だらけという状態です。そのままにしておくと稲の生育が雑草から負けてしまい、収量は極端に少なくなります。それに、一度こぼした雑草の種は半永久的に土の中で生きてしまいます。雑草の種をこぼすことは翌年からの除草が大変困難になってしまうことなのです。そこで、この無農薬栽培で登場するのが昔ながらの人力除草機です。この除草機は、稲の株1条づつ手で押してゆくことで先の方に取り付けてある回転式の「熊手」が雑草を引っかけて土の中に埋め込んでしまうみごとな構造になっています。しかし、1日に出来る面積はわずか15アール程です。田植え後に2〜4回ほど同じ田んぼをこの除草機を押します。でも、きれいに取り去ることは出来ずかなりの雑草が残ってしまいます。残った雑草は、今度は体力と時間がある限り手でむしりとります。日本の稲作りの歴史はこの除草の歴史とも言われているほどです。
水管理

5月〜9月

   
畦畔や土手の草刈り

5月から9月

病気中や害虫の防除のため田んぼの周りの草を刈ります。稲刈りまで約5回ほどします。
防除作業

7月〜8月

  木酢液・にんにくエキスなどを散布します。
稲刈り

9月〜10月

   
自然乾燥    
乾燥    
籾すり    
精米    
真空包装    
保管    
米の発送    
秋 ぬか散布    
    耕起    
翌年の箱土の準備    

 

 

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2006年12月04日