Snowboard - ブーツの洗濯

 2014年6月にブーツの洗濯をしました。そのときの様子を記したいと思います。

 洗濯しようと思った理由は、においです。SHIMANO(シマノ)の08/09 TRIPPER Fを6シーズン使っていたのですが、さすがに何も手入れしていなかったために、靴の奥からホワ〜ンとにおってくるようになりました。特に13/14シーズンはかなりスノーボードに行ったので、シーズン終盤にはブーツの中からのにおいが消えなくなってしまいました。
 これはまずい!と思い、新しいブーツを買うことを検討しました。でも、08/09 TRIPPER Fは私にとってかなりお気に入りのモデルです。結構な値段もしました。できることならまだ使用したいという願望がありました。でも、へたっているのは感じられましたので、これはやはり買い替え時なのかな、と思いました。
 維持か買い替えか逡巡を重ねていたときにいろいろとネットで調べてみると、ブーツを洗濯している方たちがネットでその様子を公開しているではありませんか! それらを見て、これなら自分もできる!と思い、ブーツの洗濯をしてみることにしました。
 洗濯後に履き心地が悪くなったりしたら、そのときは買い替えようと割り切って、洗濯することにしました。
 いろいろとネットで調べた結果、以下の要領で洗濯するといいことがわかりました。
 コインランドリーの靴専用乾燥機は乾燥が充分でなかっり、早く乾燥したい場合は利用するといいみたいです。

 ということで、ブーツの洗濯に挑みました。
 なお、私のやり方でブーツを洗濯して失敗したとしても、当方は一切の責任を持ちません! あくまでも自己責任でお願いいたします。


目次
1. 準備
2. ブーツの分解
3. インソールの洗濯
4. インナーの洗濯
5. アウターの洗濯
6. 乾燥
7. ブーツの組み立て
8. 実際使ってみた感想

1. 準備

 ブーツを洗濯するために必要な道具を掲載します。
 あとは水を使用します。

ブーツ
 これを洗濯するためなので、当然必要です。(^^;
 今回はSHIMANOの08/09 TRIPPER Fを洗濯することにしました。
 洗濯しても履き心地は変わらないでほしいと願い、洗濯に挑みました。

バケツ
 ブーツ1足が入る大きさのバケツで充分です。もっと大きなバケツがあれば、それに超したことはありません。
 バケツに水を入れます。水は、冷水、常温の水、そしてぬるま湯など意見が分かれているみたいですが、私は常温の水を使用しました。お湯でなければ温度はあまり気にしなくていいと思います。お湯だと洗濯物が変形してしまう可能性があるので、使用しないほうがいいです。

洗剤
 洗濯用洗剤で大丈夫みたいなので、家にあった洗濯用洗剤を使用しました。

スポンジ
 これも家庭に普通にあるスポンジを使用しました。100円ショップのもので充分です。

 以上のものを使用してブーツの洗濯を行いました。


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2. ブーツの分解

 たいていのスノーボードのブーツは、大きく分けるとアウターとインナーで構成されています。そして、インナーの中にはインソールが入っているので、以下のパーツに分けることができます。
 まずはアウターからインナーを取り出します。私のブーツの場合は、外側が銀色で内側が緑色になっているものがインナーになります。これを取り出します。
 取り出し方は、アウターのひもを下まで緩めてアウターのタンを前にせり出します。そして、足首部分を支点にしながら前に引っ張り出すようにしてインナーを取り出します。
 右写真の左側にあるのがアウター、右側にあるのが取り出したインナーになります。
 下の写真は各方面のインナーの写真です。足の甲の部分に紫色の変色箇所が見られます。なぜ紫色なのか、いまいちよくわかりませんでした。(^^;


正面

左側面

背面

右側面

 次にインナーからインソールを取り出します。インソールの場合もアウターからインナーを取り出すときと同じ要領で取り出します。
 インナーのひもを下まで緩めてインナーのタンを前にせり出します。あとは中のインソールを取り出します。
 右写真の外側にあるのがインナー、内側にあるのが取り出したインソールになります。
 下の写真はインソールの表面と裏面の写真です。


表面

裏面

 これでアウター、インナー、そしてインソールに分けることができました。これらをそれぞれ洗濯したいと思います。


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3. インソールの洗濯

 まずはインソールを洗濯します。
 インソールを洗濯する前にバケツに水と洗剤を入れます。洗剤の量は、私の場合、洗剤に書いてある量よりも少し多めに入れました。
 そして、泡が出るまでかき混ぜます。右写真のようになれば大丈夫です。
 次に、バケツの中にインソールを入れます。そして、インソールに泡を付けながら手でもむようにして洗います。このとき、スポンジなどを使用してこすってもかまいません。
 充分に洗い終わったら、バケツから取り出します。
 取り出したインソールは水気を切って、陰干しします。
 下の写真は洗濯したインソールの表面と裏面の写真です。


表面

裏面

 右写真はインソールを洗濯し終わったあとのバケツの水の様子です。水が少し濁っていますね。インソールだけでこんなに濁るということは、インナーはもっと濁ってしまうのか!?と不安に駆られました。(^^;


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4. インナーの洗濯

 インソールの次はインナーを洗濯しました。
 インナーを洗う前に、洗剤を継ぎ足してもいいと思います。私の場合は継ぎ足しました。

 インナーもインソールと同じように、バケツの中に入れて泡を付けながら手でもむようにして洗います。
 ただ、インナーの場合は中も洗わないといけないので、中まで洗えるようにひもは緩めておきます。マジックテープ(面ファスナー、ベルクロ)などがあれば外しておきます。タンも前にせり出しておき、中まで水が入りやすいようにしておきます。
 洗濯するときは、スポンジなどを用いずに手でもみながら洗います。インナーは履き心地に関わるものなので、やさしく丁寧にもみましょう。(^o^)
 片方のインナーを洗い終えたら、もう一方のインナーも同じようにして洗います。

 下の写真は洗濯したインナーの写真です。


左足

右足

 右写真はインナーを洗濯し終わったあとのバケツの水の様子です。水がかなり濁ってしまいました。6シーズン放置した分の汚れが一気に出てきた感じです。(^^;

 取り出したインナーは上下を逆さにして、中の水が出るように干します。私の場合、キッチンの流し台がちょうどいい高さだったので、そこに上下逆さにしたインナーをかけました。
 ただ、ちょっと気になったのが、インナーのひもの長さが左右で違ったことでした。左足のほうが長かったです。はじめから長かったのか、それとも履いているうちに左足だけ長くなってしまったのかはわかりませんでした。



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5. アウターの洗濯

 ブーツの洗濯としては最後に、アウターの洗濯をしました。
 自分のブーツは外側が本革なので、アウターをバケツに入れて洗濯するとだめになってしまいます。なので、内側をスポンジで洗濯することにしました。
 スポンジに洗剤を付けてアウターの内側を洗います。手の届く範囲まで洗います。
 ひと通り洗い終わったら、ぞうきんで水ぶきします。


 以上で、ブーツの洗濯は完了です。あとは乾燥とブーツの組み立てになります。


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6. 乾燥

 洗濯したインソール、インナー、そしてアウターを乾燥します。乾燥は基本的に陰干しです。

 インソールはインナーに入れずに単独で陰干しします。
 上下逆さにして水気を逃がしたインナーは、型崩れしないようにひもを結びます。マジックテープがあれば付けます。まだ乾いていないので、インソールは入れずに陰干しします。上下逆さにしないで、右写真のように通常の状態で陰干しします。

 アウターもインナーと同じように、型崩れしないようにひもを結びます。このときインナーは入れずに行います。アウターもインナーは入れずに陰干しします。右写真のように通常の状態で陰干しします。

 洗濯から1週間も陰干しすれば外側の水分はなくなります。でも、内側の水分はまだ残っているので、新聞紙をくるんで、インナー、そしてアウターのそれぞれの中に入れます。
 最初のころは新聞紙がすぐに水分を吸うので、3日に1度の割合で新聞紙を取り替えます。
 最初に新聞紙を入れて2週間くらいすれば、新聞紙が水分を吸う量も落ち着いてくるので、新聞紙を入れたままにします。
 新聞紙を入れて約1ヶ月陰干しすれば、中も充分に乾燥します。そうしたら新聞紙を取り出します。
 これで乾燥は終わりです。


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7. ブーツの組み立て

 ブーツの組み立てはブーツの分解を逆に行えばできます。でも、これだけでは面白くないので、ブーツの付属品を付けることにしました。
 その記録も記したいと思います。

 私のブーツには、買ったときに付属品として「アジャストバナナパッド」というものが付いていました。このアジャストバナナパッドというのは、かかとのホールド力をアップさせるものです。インナーのハーネスに付けるものだそうです。
 6シーズンも使用したので、はっきり言ってかかとのホールド力はかなりなくなっていました。なので、これを機に付けてみることにしました。
 右写真の上のものがインナーのハーネス、下のものがアジャストバナナパッドになります。

 まず、インナーからハーネスを取り出します。インナーのひもを緩めれば、ハーネスを取り出すことができます。
 そして、ハーネスにアジャストバナナパッドを付けられる箇所があるので、そこにアジャストバナナパッドを付けます。もちろん両足のハーネスに付けます。
 下の写真はアジャストバナナパッドを付けた写真です。クリックすれば拡大写真を見ることができます。

クリックしてね! クリックしてね!

 あとは、ハーネスをインナーに付ければ終わりです。簡単ですね。(^-^)

 付属品の取り付けが終わったので、最後にブーツを組み立てます。
 インソールをインナーに入れます。そして、インソールを入れたインナーをアウターに入れればブーツの組み立ては終わりです。

 履き心地が変わっていないか、履いてみることにしました。
 洗濯後に履いて時点では、履き心地はあまり変わりませんでした。実際にスノーボードしたらどうなるかは、シーズンインしてからのご報告ということになりそうです。
 また、アジャストバナナパッドの効果ですが、かかとのホールド力がかなりアップしました! これはすばらしい!!
 洗濯しても、このブーツはまだまだ使用できそうです。自分にとってはうれしいです。v(^-^)v


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8. 実際使ってみた感想

 14/15シーズン、洗濯したブーツを実際に履いてみました。このブーツを使用して7シーズン目になります。
 においはすっかり取れていました。洗濯した甲斐がありました。
 履き心地は、洗濯後に履いたときと変わりませんでした。相変わらずいいですね。
 でも、へたりは相変わらずでした。洗濯したからへたりが早くなったというわけではなく、もう7シーズンも履いていたのでへたり過ぎている感じがしました。
 う〜ん、さすがに買い替え時ですね。でも、このブーツはよくがんばってくれました。本当にすばらしいブーツに出合えたと思いました。

 結論としては、ブーツの洗濯はにおいを取るという点では効果があります。洗濯しても履き心地はあまり変わらなかったです。ただ、メーカーによっては洗濯するとだめになるブーツもあると思いますので、やはり自己責任で行うべきだと思います。


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