構造体験会時のご参考にして下さい。
今回の体験会には「健康と暖房」というテーマでいろいろ展示していますので、
これかの家と言う事でご参考にして見てはいかがでしょうか。
展示の内容とし下記に記しましたので、展示内容とご一緒にご覧ください。

1.森の空気。

マイナスイオンパワーを増やす為に、カーボンシート()を使用しています。

カーボンシートは約900度の釜で杉を燃焼させました。その効果及びデーターの方は展示していますのでご確認ください。(炭によるアンモニア、ホルデアルデヒド等の吸着量等です。)又炭に風を与えることでマイナスイオンが発生します。

外壁面:カーボンシート(炭)








2.蓄熱()材の散布。

基礎内部には石を敷き詰めました。石は一度熱を溜めるとなかなか熱を逃がしません。その効果を使用した例として石焼ビビンバ等があります。その熱による輻射熱を利用しました。夏は蓄冷材となります。又木材にもその効果があります。

床面:砕石及びスカット−ル(調湿材)散布状況です。








3.スカットールの散布。

スカットールは湿度の管理及び有機ガスの吸着の為に散布しました。タバコ等の煙の吸着は抜群です。スカットールは湿度が60%以上になると水分を吸着し、40%以下になると放出します。ダニ及びシロアリには効果抜群です。補助として除湿機(2台)を設置しました。



4.エアライト(断熱材)の発泡。

優れた断熱・気密性を持つ、ファース工法専用樹脂系断熱材です。熱に燃えにくい素材(難燃性)で、防音効果はもちろん地震の際には衝撃も吸収します。作業性による性能低下もありません。又こんなに気密性を良くすると隙間なんて無い様に思われますが、隙間はでます。従来の家の隙間並びにファースの家の隙間の大きさを100m2当たりで展示していますのでご覧ください。この隙間が24時間換気システムに関係しています。



壁面:エアライト発泡状況です。

この断熱材が家全体を包んで断熱性気密性の向上を図ります。(でも、これだけではいい家とは言えません。その為に計画換気が必要です。)





5.FAS専用サッシ。

このサッシはLOW−Eガラスを使用しています。Low-eガラスとは内部の熱を反射させます。その効果として魔法瓶の内部と同じです。反面外の日射量が通常のサッシより減ります。その為、サッシを3重にした方が暖房面ではいいのですが、春や秋の気候の良い時の日差しの量が減るので、ペアサッシにしています。その透過性も展示していますのでご覧ください。(通常のガラスとLOW−Eガラスです。)


6.24時間換気熱交換式集中換気扇。

室内の空気汚染は人体及び生活に伴ってさまざまな有害ガスが発生します。又暖房機器やガスレンジなどの燃焼機器からは、二酸化炭素や一酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物などの有害物質も発生します。又使用している建材及び家具からもいろんな有害ガスが発生します。最近は新築時の体調の不調を訴える人が増えていると言われます。その対応としましては、ベイクアウトという手法があります。これは、2、3日の間室温を30度程度暖房して換気すると相当の効果があります。(展示場に効果の内容並びに、科学物質による空気汚染も展示します。)
高気密高断熱の家では、隙間風がほとんど吸気の一部になる為全体換気が必要です。現代の住宅環境は日中に人がいない場合が多いです。

昔の住宅は昼間の暑い時窓を開けて換気することが出来ましたが、それが出来ない場合の方が多いです。(留守の為)

夏の場合室温が上がると、建材及び家具、塗料からかなりの揮発性有機化合物が発生します。それを取り除かなければならない為、全体換気は必要だと思います。
又、吹抜けは有害なガスを上部に換気する為、吹抜け部は住みやすいです。換気システムは建物の体積の換気を約
2時間で一回程度換気します。又この換気システムは自然の力も移用して換気しています。機械は単純なものの方が故障しづらく、また修理の際も簡単です。


「換気は連続的にゆっくり換気するのがベストです。!!


小屋裏面:サイクルファン状況です。
この機械で家中に暖かい空気や外部から取り入れたきれいな空気を家全体に送ります。


当社の24時間換気システム(熱交換タイプ)です。





7.サイクルファン。

屋根裏から新鮮な空気を取り入れ、循環パイプを通して床下に送ります。床下に送り込まれた空気は、外壁内の通気層を上昇しながら家全体を循環します。又この際、カーボンシート並びにスカットールに有害なガスを吸着させます。又カーボンシート(炭)に風を与えることでマイナスイオンが発生します。スカットールは新築後でも散布できます。


床面:家の内部をパイプが通っている写真です。

床下からパイプが出ている所の写真です。




8.排気ファン

夏期、小屋裏の熱くなった空気を排出します。又タバコの煙など室内の汚れた空気も強制排気します。

排気ファンです。(屋根裏部)
パイプ部が外と内部の温度差で結露が生じないように、発泡して断熱しています。








9.吸気パイプ

夏季、屋根裏の排気ファンと連動し、温度の低い北側の空気を家全体に取り込みます。(冬は電動シャッターによって閉じることが出来ます。)又、春秋の新鮮な空気を取り入れ家の中を循環させます。


以上簡単に「ファースの家」の構造を説明しましたが、実際に見てもらえるように当社では、モデルハウスを完備しています。
実際にその効果並びに自分の目、五感で体験して見てはいかがでしょうか。

最近の住宅内での死亡する割合が増えております。これは少子高齢化でお年寄りの方が増えてきて、現在の住宅環境による血圧の変化に、体が適用できなくなった為です。

又、住宅で一番の死亡する確率が高い部屋はトイレと浴室です。これは急激な温度変化による血圧の伸縮による心臓の負担によるものです。これは自動車事故による死亡率と大体同じ割合です。これからの高齢化社会並びに小さいお子さんの為にご参考に考えて見てはいかがでしょうか。

高梨建設株式会社