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三次的自然

(5月19日日本ビオトープ協会セミナーより)
ビオトープとは
「野生動植物の生息空間」で、「特定の生物群集が生存できるような、特定の環境条件を備えた均質のある限られた地域」と定義。広義では「生物の生活環境」、狭義では「生物の小生活圏」の意味。
農村の自然環境
「原生自然」
   ↓ 前近代的農業
「二次的自然」
   ↓ 都市化混住化
   ↓ 近代的農業
「三次的自然」
   ↓ 自然の保全復元創出
   ↓ 高生産性農業
 
三次的自然の創出
農業生産性が高く、かつ自然環境にも恵まれた「三次的自然」とも云うべき新たな農村環境の創出をめざすべきである。各種ビオトープの保全整備をおこなうとともに、環境保全型農業の推進を図り、地域全体として豊かな生態系を保持しうるような施策が必要。
農業者と住民との協働
農村自然環境の保全復元を図るには、農業関係者のみでなく、地域の住民、市町村、関係団体、ボランティア、生物や工学の専門家など、多様な人たちの協力協働が必要。
トキの年間採食量
トキの年間採食量:73kg
1日当たり平均採食量:200g
 
ビオトープの設計施工時のポイント
現況把握
   ↓
生物情報整理
   ↓
ゾーニングと目標設定
   ↓
施設の設定
   ↓
地元との合意形成
棚田式魚道
左は岐阜県牧田川で自然石は「玉石」を使用。
右は岐阜県根尾川で自然石は「割り石」を使用。
 
遡上の比率
 
中央部から遡上33.4%
 左右岸から遡上66.6%
棚田式魚道と階段式魚道
 
階段式魚道は、側面から上れないので、上り口が狭い。
 棚田式魚道は、どこからでも上れるので、上り口が広い。
棚田式魚道の構造の特長
 上流側と下流側のプールがスリットを流下する水で繋がっている。計画のプール水深は200mm程度。
棚田式魚道の構造の特長
 
自然河川の流量の変化に対応できる魚道。縦横方向の勾配を工夫して、常に遡上できる流況となる。
棚田式魚道の構造の特長
 プール水深を20cm程度にする事で、土砂が堆積しない。
棚田式魚道の構造の特長のまとめ

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