本の紹介


莫大な遺伝子暗号を微細な空間に書き込んだ力(サムシング・グレート)に畏敬の念を持つ世界的研究者の生き方・考え方。
バイオテクノロジーの第一人者が最先端の研究成果をもとに、遺伝子ONの生き方を提言しています。
いくつになっても才能を開花させることができる人間のメカニズムをわかりやすく解明しています。
楽しい生き方のヒントを探る本です。



@人は「生きる」などと簡単に言いますが、自分の力だけで生きている人は、地球上に一人もいません。
それぞれの遺伝子は、見事な調和の元で働いています。ある遺伝子が働き出すと、他の遺伝子はそれを知って手を休めたり、いっそう作業のピッチを上げたりすることで、実にうまく全体の働きを調整しています。

A遺伝子の働きは、それを取り巻く環境や外からの刺激によっても変わってくる。
末期がんで「余命数ヶ月」を宣告された患者さんが、半年たっても一年経ってもピンピンしている。
また、俗に「火事場のバカ力」といって、極限状況になると人間はとてつもない力を出す。これらのどれもが遺伝子の働きに関係しています。


B細胞の数は体重60キロの人で60兆個もあります。人の細胞一個の核に含まれている遺伝子の基本情報量は30億の化学の文字で書かれています。
これをもし本にすると、千ページの本で千冊分になる。そして私たちはこのDNAに書き込まれた膨大な情報によって生きているのです。

C遺伝子にはONにした方がいい遺伝子と、OFFにした方がいい遺伝子があるわけです。
理想は悪い遺伝子をOFFにして、いい遺伝子をONにすることです。その秘訣は何かというと、物事を良い方へ考える、つまりプラス発想という事が非常に大切になっています。


Dこれだけ精巧な生命の設計図(ヒトの遺伝子情報)を、いったい誰がどのようにして書いたのか?
まさに奇跡としか言いようがなく、人間業をはるかに超えている。

E「あれか、これか」と物事を二つに分けて選択する方法を自然はとらない。自然は両方を生かす共生の方法をとる。

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