イエネコ写真集2

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 イエネコは人が貯蔵した作物を食い荒らすネズミを駆除してくれるので大切にされた。そのためネコの方から人間に近づいたといわれている。
 ネコは野外で獲ったネズミや小鳥など半殺しにした獲物を人の前にもってきますが、これは誉めてもらおうというのではなく、「子どもたちよ、さあ、狩りの練習をしなさい」というわけです。ネコは今でも人より精神的にオトナなのです。
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 いつの頃イエネコが人と暮らすようになったのか、今のところよくわかっていません。かつての人が生活した遺跡から化石が出土しますが、人に飼われていたものか、野生のものか判定できないのです。おそらく紀元前7000年頃に家畜になり始めたと推定されていますが、確かではありません。もっとも古い確実な記録は紀元前1600年頃の古代エジプトの王墓に描かれた壁画です。イエネコの家畜化はエジプトあるいは西アジアにおいて3600年以上前に行なわれていたことになります。


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