長潟の夏へ戻る

アマサギ
   
   7月9日。
   夏羽では頭から首が橙色になるシラサギ類。世界中の熱帯から温帯で広く繁殖する。近年、北
  上の傾向があり、北海道でも夏期に夏羽の個体が観察される例が増えている。冬期は南方へ渡去
  するが、西南日本では越冬する個体もいる。農耕地や草原、川原などで見られるが、他のシラサ
  ギ類と比べると乾いた草地を好む傾向があり、魚よりもバッタのような昆虫やカエルなどをよく
  捕まえる。コサギ、ゴイサギなどの他のサギ類と混合コロニーをつくることが多い。木の上に小
  枝を積み重ねて皿形の巣をつくる。産卵期は5月〜7月。産卵数は3〜4個。
                          [引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
   写真は、昼休みに事務所の隣の田んぼの中から姿を現したアマサギ。丈の伸びたイネの中で昆
  虫やカエルなどを採餌している。数羽の群れをつくって行動する。人が近づく気配を感じて、仲
  間に羽ばたいて合図しているようだ。橙色が目立つので他のシラサギとは簡単に区別ができる。

アマサギの群れ 8月31日撮影