コチドリ
6月1日。
目の周りに金色の輪がある小形のチドリ類。ユーラシア大陸の熱帯から亜寒帯の一部まで広く
繁殖する。日本には主に夏鳥として普通に渡来し、全国で繁殖する。西南日本では越冬するもの
もある。川の中〜下流の砂礫の川原を主な生息場所とする。海岸砂丘、内陸の畑、造成地などに
営巣する事があり、水田、干潟などで採餌することもある。餌は主に昆虫などの小動物である。
巣は開けた砂地や砂礫地の地面に作られる。産卵期は4月から7月。産卵数は4個。孵化した雛は
半日程で巣を離れる。雛は初めから自分で餌を取り、危険を感じると石の陰などに身を伏せる。
体色は砂利の中では保護色になっている。また親鳥は擬傷をおこなう。
[引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
写真は昼休みに、畦畔で発見したコチドリ。数羽の群れで採餌していた。同じ畦畔を行ったり
来たり忙しく動き回っていた。私が十数メートルの距離に近づいたのに逃げる気配がなかった。
水の中には入らず、畦畔法面の湿った場所を中心に餌を探していた。