トウネン
8月31日
夏羽では顔から胸が朱色に染まる。くちばしの短い小形のシギ類。シベリア北東部とアラス
カの一部の寒帯で繁殖し、日本には旅鳥として春秋に数多く渡来する。日本では主として4月
から5月、8月から11月頃に、数十羽から時には数百羽の群れが干潟で見られることが多い。
砂浜の海岸、内陸の川岸や水田に現れることがある。餌は小形の甲殻類などの動物質のも
のである。本種はシギ類の中では分布域の狭い種の一つで、その繁殖生態については十分
調べられていない。繁殖期には昆虫類を主な餌にしているほか、草の実も食べるという。
[引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
写真は、昼休みに、砂利の農道でトウネンと遭遇した時のもの。十メートル程度まで近づい
たが逃げなかった。砂利の上では保護色で、かなり注意を払わないと気づかない。