ヒバリ
6月2日。
広い草原に棲み、高い空で朗らかな声でさえずる鳥。主にユーラシア大陸の温帯から亜寒帯
で広く繁殖する。日本では北海道から九州までの全国で繁殖し、積雪の多い地方に棲む個体は
冬期は暖地に移動する。冬鳥として大陸から渡来する個体もある。畑、牧場、川原、埋立地な
どに見られるが、丈の低い草がまばらに生えて、露出した地面の多い所を好む。採餌は地上を
歩きながら行い。草の実や昆虫が主な餌である。繁殖期にはつがいで縄張りをもち、オスは春
早くから草原の上空で停空飛翔しながら、長時間さえずってなわばりを宣言する。草の根元な
どの地上に、浅い穴を掘って枯草を材料に椀形の巣をつくる。産卵期は3月から7月、産卵数は
3〜5個、巣立ちまでの日数は9〜10日位である。水浴びはせず砂浴びを行う。
[引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
写真は、昼休みに農道路肩に潜んでいたヒバリを撮ったもの。砂利道の上では、かなり近づ
かないと保護色で姿が見えない。そーっと静かに近づけば、十メートルくらいまでは大丈夫。
草の陰に隠れて、私の行動をじっと窺っている。逃げ足は速そうだ。