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オイカワ稚魚

   7月14日。
   前期仔魚は孵化後3〜4日間を産卵床で過ごす。全長8〜14mmの後期仔魚は、水深5〜15cm、
  流速が5〜10cmとゆるやかに流れる、淵や平瀬の岸寄りの開けた砂礫底部の表層にいる。稚漁期
  には流下し、河口付近まで下ることもあるが、上流部に下流形態をもつ河川では稚魚の流下がそ
  こで止まることがある。未成魚になると遡上する傾向が強い。湖沼では、稚魚は水深1m以下の
  開けた沿岸の浅いところに多い。未成魚期以降になると沿岸一体にその生息域を広げる。冬は深
  みもしくは水生植物帯へ移る。1年で全長約6〜10cm、2年で8〜12cm、3年で13cmほどに成長
  普通、2年で成熟するが♂では3年かかるものもいる。[引用文献:山渓カラー名鑑 改訂版日本の淡水魚]
   写真は、用水路の水槽内で見つけた体長2cm程度の稚魚。昼休みにゲット。体が透明のスケル
  トン状態で弱々しく、弱肉強食の世界で生きていくのは大変だ。成魚になるまでガンバレ!!