コハクチョウ
10月29日。
くちばしの黄色がやや小さい、オオハクチョウによく似た鳥。ユーラシアと北米大陸の寒帯で
広く繁殖し、日本には冬鳥として渡来する。主に北日本や日本海側の地方で越冬する。渡来数は
全国で6000〜7000羽前後である。越冬地での生活は家族群を単位とした群れで生活し、水草を
主な餌としている。水面から飛び立つ時は、水面を蹴って10数メートル助走してから舞い上がる。休
息する時は、長い首を後ろに曲げ、頭を背中の羽に入れていることが多い。警戒すると首をいっ
ぱい伸ばして、あたりの様子をうかがう。繁殖地では湖の浅瀬や水辺の地上に、枯れ草や藻類で
火山のような円錐形の大きな巣を作り、3〜5個の卵を産む。
[引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
写真は昼休みに長潟の田んぼで撮影したもの。私が近づいたので、警戒している。距離は約30
m。採餌を止めて、首をいっぱい伸ばして、あたりの様子をうかがっている。