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シジュウカラ

    2005年1月15日。
    胸に黒いネクタイのような模様をもったカラ類。ユーラシア大陸の温帯を中心に広く繁殖し
   日本でもほぼ全国で留鳥として繁殖している。奄美大島以南の南西諸島のものは、やや形態に
   差があり、3亜種に分けられる。落葉広葉樹林を好むが、平地から山地のいろいろな林に広く棲
   息し、樹木のある市街地でも見られる。枝から枝へと移動しながら餌を探すが、春夏には枝葉
   の部分で昆虫類を探すことが多く、秋から冬にかけては地上に下り、落ち葉を跳ね除けて餌を
   探すのもよく見られる。繁殖期にはつがいで縄張りを持ち、樹洞や石垣のすき間などに、大量
   の蘇類を運び込んで椀形の巣を作る。巣箱をよく利用し、またブロック塀や郵便受けなどに営
   巣することもある。産卵期は4〜7月、産卵数は普通7〜10個、抱卵日数は12〜13日位、巣立
   ちまでの日数は16〜20日位である。繁殖期には数羽から10数羽の群れで行動することが多い
   が、夜は1羽ずつ分かれて樹洞などにねぐらをとる。昼間はしばしば他のカラ類と混群を作り、
   小さな声で鳴きかわしながら林の中を採餌しつつ移動していく。
            [引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
    写真は、昼休みに高速道路の斜面林で撮影したもの。数羽のシジュウカラが群れで木から木
   へと飛び移っていった。木の芽を食べているようだ。背中のうぐいす色がとてもオシャレだ。