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幹線用水路その2

    12月29日。
    幅0.8m、深さ1.0mのコンクリート水路。沿線の田んぼよりも水路底の方が高い。下流の底
   が上がっているのか、通水期間が終わった後も深さ30cm程度の水が溜まって、沈水植物が
   繁茂している。数回タモ網を入れてみたが、スジエビが数尾取れるだけであった。また、水路
   幅が狭く、水深が30cmあることから、水路内にセキレイやサギが入って採餌することが困難
   になっている。セキレイやアオサギなどが水路壁にとまって、周辺を見回していることが多い。
   通水時期には、水深が50〜60cmあったことから、カルガモが潜んでいることが数回あった。
    隣接する田んぼの降雪が鱗状でおもしろい。雪が残っている場所はワラが敷かれた場所であ
   る。写真奥の他の田んぼとは景色が異なっている。注意深くイネ株の間を見ているとツグミや
   ムクドリなどが採餌しながら移動している。冬の田んぼを生活の場としている生き物がいるこ
   とをあらためて認識した。写真左側の畑は、目立って鳥が集まることは無さそうであった。な
   お、用水路は写真手前が上流側、奥が下流側である。