バン
平成17年2月25日。
黒い体にクチバシの赤と黄色、脇と下尾筒の白色が目立つクイナ類。全世界の温帯から熱帯に
かけて広く分布する。日本には夏鳥として渡来し関東地方以西のものは冬期も残ることが多い。
狩猟鳥。湖沼、川、水田などを好み、開けた場所にもよく出てきて活動する。人影や物音に敏感
で物陰に逃げ隠れする。公園などの池で生活するものには、人に慣れているものもいる。繁殖期
には水辺の草やヨシ原などに枯れ草を積み上げて巣を作り、5〜12個の卵を産む。孵化した雛は
黒い綿毛に覆われていて、クチバシが親と同様、先が黄色くて基部が赤い。暖地では年に2,3回
繁殖し、最初にかえった若鳥が、次に孵化した雛に餌を与えたりして親の手伝いをする。地上や
浅瀬を歩いて、植物の実や昆虫類などを餌として食べる。[引用文献:山渓カラー名鑑 日本の野鳥]
写真は、昼休みに発見した。今までに数回発見したが、いつも同じ場所である。クチバシの基
部が赤くは無いが、若鳥のせいか? いつも1羽である。