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アズマヒキガエル

   4月3日。
   ガマとかヒキガエルと呼ばれるカエルで東日本にすむ。西日本にすむニホンヒキガエルと亜種
  の関係にある。大きさはばらつきがあるが多くは7cm〜13cm温暖地では大きく寒冷地では小さ
  くなる傾向がある。本州の平野ではあまり差がないが東北の高山や北海道では平均全長が小さ
  い。体の色はさまざまで、背中は茶褐色、黄土色、赤褐色など。平野、山地、高山の畑や森林な
  どの物かげや落ち葉の下などにすむ。繁殖は2月から7月に行われる。産卵場所は池や田んぼ
  などの止水。卵塊は、ひも状で卵数は1500〜8000個。オタマジャクシは30mmほどまで成長
  し、6月頃変態して上陸する。期間にすると1〜3ヶ月だが寒冷地では長く温暖地では短くなる。
  きわめて短い期間に産卵が行われる。繁殖に参加する個体は、特定の場所に時を同じくして集
  まってくる。普通、♂はなわばりを持たない。雌雄の比率は極端にメスが少ない。そのため1匹
  の♀に多くの♂が群がって団子状になっている事もある。♂の抱接する力は強く絞め殺されてし
  まう♀もいる。 [引用文献:山渓ハンディ図鑑9 日本のカエル]
   写真は、12時頃、左潟の周遊散策コースの道脇で発見したアズマヒキガエル。忍者のように、
  じーっとして動かない。保護色になって隠れてでもいるかのようだが、実は丸見え。大きさは10
  cm以上はある。驚かさないように撮影してすぐ立ち去った。