アズマヒキガエル
7月28日。
ガマとかヒキガエルと呼ばれるカエルで東日本にすむ。西日本にすむニホンヒキガエルと亜種
の関係にある。大きさはばらつきがあるが多くは7cm〜13cm温暖地では大きく、寒冷地では小さ
くなる傾向がある。本州の平野ではあまり差がないが東北の高山や北海道では平均全長が小さ
い。体の色はさまざまで、背中は茶褐色、黄土色、赤褐色など。平野、山地、高山の畑や森林な
どの物かげや落ち葉の下などにすむ。繁殖は2月から7月に行われる。産卵場所は池や田んぼ
などの止水。卵塊はひも状で卵数は1500〜8000個。オタマジャクシは30mmほどまで成長し、
6月頃変態して上陸する。期間にすると1〜3ヶ月だが、寒冷地では長く、温暖地では短くなる。
きわめて短い期間に産卵が行われる。繁殖に参加する個体は、特定の場所に時を同じくして集
まってくる。普通、♂はなわばりを持たない。雌雄の比率は、極端にメスが少ない。そのため1匹
の♀に多くの♂が群がって団子状になっている事もある。♂の抱接する力は強く絞め殺されてし
まう♀もいる。 [引用文献:山渓ハンディ図鑑9 日本のカエル]
写真は、12時頃、麻布谷の林道沿いの砂防河川で発見したアズマヒキガエル。じっとしていて
も汗がたっぷり出る暑い日の昼、同僚がコンビニへ弁当を買いに行っている間に撮影したもの。
流水で汗を流した時に、じーっと潜んでいたようである。大きさは10cm以上はある。ヒキガエル
は、何事が起きても堂々として、ポーカーフェースを崩さないところが偉い。