チョウトンボ
 9月6日。刈羽村赤田北にて。
体長約35mm後翅長約36mm。地色は全体に藍銅色で
淡色の斑紋を欠く。♂の翅は紫黒色、♀の翅は黒藍色
に金緑光沢があり、先端部のみ透明であるが、ともに
斑紋には変化が多い。平地の挺水植物の多い池沼に発
生し、成虫期は6〜9月。未熟な個体は水辺から少し離
れた木立の梢を高飛びする。成熟した♂は水面上を徘
徊する。本州、四国、九州、種子島に分布する。
  [引用文献:改訂新版 世界文化生物大図鑑 昆虫T]
 午後2時頃、稲穂の中をフワフワと飛ぶ数匹のチョ
ウトンボの群れを発見、10倍ズームで連写した。

ウスバキトンボ
 9月6日。刈羽村赤田北にて。
体長約45mm後翅長約40mm。体全体が淡褐色で小黒
斑がある。水田、プール、貯水槽、ときには池沼、湿
地、クリークなどに発生する。成虫期は南西諸島南部
で3〜12月、関東平野で7〜10月。毎年初夏に九州以北
へ飛来し、各地で繁殖し、さらに北上して北海道まで
至るが、冬の寒さで死滅すると思われる。南西諸島で
は越冬でき定着している。移動性が強く、たえず移住
しながら生活し、日本全土に現れる。
  [引用文献:改訂新版 世界文化生物大図鑑 昆虫T]

アマガエル
 5月12日。AM11時40分。中里村桔梗原にて。
国内のもっとも広い地域で見られるカエル。皮膚から出る粘液には刺
激性の物質が含まれている。アマガエルを触った手では目や傷を触ら
ずに、すぐ手洗いをした方が良い。本種は体の色を灰色や茶色に変化
させることができる。体色の変化は、身を潜ませるために周囲の色彩
に合わせるだけでなく、興奮や休息などカエルの状態によっても変化
している。夜間は土の上でも緑色の体色である。グェッグェッグェッ
と連続して鳴く。繁殖期以外も気圧の変化に反応して鳴く。これが俗
に云う雨鳴きで、アマガエルの名のいわれになっている。繁殖は4〜
8月に行われる。産卵場所は、田んぼや湿地などの止水。産卵数は
250〜800個。オタマジャクシは最大で50mmに成長し、夏から秋に
かけて変態して上陸する。本種のオタマジャクシは、他種に比べ、
目が極端に左右に離れている。
[引用文献:山渓ハンディ図鑑9 日本のカエル]

シマヘビ
 5月12日。15時20分。中里村桔梗原にて。
 

トノサマガエル
 5月12日。15時20分。中里村桔梗原にて。
 風格のあるカエルで実際以上に大きく見える。鼻先が長く、目が横
向きに付いているため、きつい顔つきをしている。名前は有名だが関
東地方などには分布していない。跳躍力は強い。大きさは50〜95mm
体色にはっきりした雌雄の差がある。オスは山吹色から緑色の背中に
1本の黄色や緑色の縦縞模様が入る。メスは全体に薄く白っぽい体に
黒い斑点がまばらにちらばる。これらの斑点は、お互いに重なり合
い、地の色は脇腹以外ほとんど見えない。背中の縦縞模様も白っぽく
目立つ平野や低山の沼や田んぼに生息する。本州(仙台平野から関
東平野を除いた地域)、四国、九州、北海道は移入。国外は中国、朝
鮮半島、ロシア沿海州南東部に分布する。「グルルッグルルッゲレレ
レッ」と連続して鳴く。繁殖期は4〜7月だが多くの場合は6月で終わ
る。繁殖期間が長いため、オスがメスをめぐる闘争がよく見られる。
また、つがいになった雌雄は他のオスから少し離れた所に移動し産
卵を行う。産卵場所は田んぼや沼。卵塊は大きく、卵数は2000〜
3000個ほど。卵は約1週間で孵化する。オタマジャクシは最大で

70mmほどに成長し7〜9月にかけて変態して上陸する。
[引用文献:山渓ハンディ図鑑9 日本のカエル]

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