あしたのジョー 

丹下段平との出会い

拳キチ作


東京の下町にあるドヤ街。元プロボクサー丹下段平は日本タイトル戦の直前で片目を失明し、
引退。ボクシングの思いを捨てきれず選手を育てる道を選んだ。借金に借金を重ねて選手を育てるが、出会
う選手が次々にいなくなり、失望した段平は酒を飲んだくれて下町のドヤ街にやってきた。
 このドヤ街とを結ぶ橋を「泪橋」と言い、人生に敗れた人たちがこの「泪橋」をわたってドヤ街にに
やってくる。段平もまたその一人で毎日、酒を飲んで酔いつぶれていた。
 ある日、このドヤ街に一人の風来坊がやってくる。その名前は「矢吹 丈」。
ジョーは捨て子である。幼い頃に両親に捨てられ孤児院に預けられるが、そこを脱走しては次の町に移り
住むという典型的な風来坊だ。捨て子であるため年齢不詳(推定年齢15歳から16歳)。どこから来た
のか、そしてどこに行くのか分からない男が矢吹丈である。
 このドヤ街で段平とジョーは知り合うが、酔いどれの段平をジョーは相手にしなかった。執拗にジョーを
ボクシングの世界に入れようとする段平であったが、暴力団と乱闘事件。
 暴力団をたった一人でつぶしたジョーの殺傷本能に惚れ込んだ段平はあきらめず説得。その後、白木財閥
の一人娘、葉子をそそのかして詐欺事件。窃盗、警官を殴り倒し、ビルに立てこもり、ついに怒った段平に
叩きのめされて少年鑑別所に送られるのだ。



 
少年院へつづく

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