カンピオーネとファイトクラブ
今日はまじめな話しでも書こうか。最近は竹原慎二氏のガチンコファイトクラブが大人気でこのページも人気上々です。去年の12月19日、まだガチンコに登場する少し前、竹原氏が運営するイタリア料理店カンピオーネに行きました。店に行った経緯とファイトクラブの話しを書こうかと思います。
WBA元世界王者である竹原氏は東京にカンピオーネという店を作った話しは以前、ボクシングマガジンで掲載されていました。私はすぐさま店に行こうと思いネット仲間たちとカンピオーネに行く話しで盛り上がりました。しかし、私は自らジムを運営し、選手の練習と合宿、試合について行く事が多くなり、更に仕事忙しさのあまり東京に行く機会がほぼなくなりました。次第に仲間たちとも話しはなくなりましたが、私がネットで親しくしている友人と「今度、東京に来る時はカンピオーネに行こう」と挨拶のようにメールのやり取りが何度もありました。しかし、それでもジムの選手が勝ち進むにつれ大きい大会に出るようになり、とても時間的に苦しくなりHPの更新さえ満足に出来ない状態となってしまいました。とてもハードスケジュールでめげそうにもなりましたが、その親しいネット仲間に励まされ「必ずカンピオーネに行こう」が口癖でした。夏が過ぎて、秋が来てそれでも忙しい環境は変わらずでしたが、冬にようやくに時間を作れるようになった頃、知り合いのプロボクサー2人が何と同じリングで試合する事になってしまったのです。その試合日が12/20でした。私の友人はその時来るなら「カンピオーネに前日行ってイタリア料理ごちそうします」って言ってくれました。その前日とは忘れもしない竹原慎二氏がWBA世界ミドル級を獲得した日だったのです。「この日に行ったらなんか良い事があるかな〜」って2人で話ししていました。ついでに年末という事もあり12/20はネット仲間と恒例の忘年会を行なう予定にしました。初めて会う竹原慎二氏が楽しみで一日一日楽しみで仕方なかったです。2人でカンピオーネに行くつもりでしたが翌日は月曜という事もあって忘年会に参加できない人が出てきて、変わりに「カンピオーネに前日行かない?」って声をかけ、ついでに仲間たちを2人誘って12/19が来る日を待ちました。久々の東京に行く直前、私がカンピオーネに行くという情報を嗅ぎ付けて更に一人参加。結局2人で行くはずが6人になって当日を迎えました。店に行くと竹原氏の関係者が大勢いて何と近くにはWBAのチャンピオンベルトが!
竹原氏が出てきて「今日は何の日かご存知ですか?」って聞いてきた。当然知っていましたが竹原氏は偶然来たのだろうと思っていたのかもしれません。初めて会う竹原氏は現役時代のイメージと違って楽しい人でした。いつも面白いギャグ言って笑わせてくれてワイン調子にのって進む進む。いつのまにか我々も飲みすぎてしまいました〜(笑)竹原氏はとても親切であのカストロから命懸けで獲ったベルトと一緒に写真撮影にも応じてくれたのです。竹原さんって恐い人かとおもったらこんなにいい人だったんだ〜。もうすっかり本人も店も気に入ってしまいました。
もうこの楽しい気分が忘れられない翌日。昨日デジカメで撮影した写真を見ようとするとカメラ壊れていた。やべーーーっみんなに殺されるぅう。
ベルトと一緒に獲った写真が見れない。その日は昨日一緒だった仲間もいたが言い出せなかった。壊れたなんて言えないよ。とほほん。
東京から帰ったその直後、電気屋に言って修理を頼みました。「中のデータ消さないよう直してくれ〜」
家に帰ると仲間たちからのメールの嵐。「あのベルトと取った写真送ってくれ〜」うわーっきたーーっ。写真が無い。どーしょーっっ。
「カメラ壊れて・・・」
「えーーーーー!!!なにぃぃぃ!拳キチテメー損害賠償もんだぞ。おいこら」
えーんえーん。どーしょう。
1週間経って電気屋から連絡があり慌ててカメラを取りに行った。急いでその場でカメラを取り出してデータを確認する。
「あったーーーっ。ベルトと竹原氏の写真だー。あいつら1万円で売りつけてやる。ふふふふっ」
めでたしめでたし。
そして2000年の新年を迎えてガチンコファイトクラブなる竹原氏の活躍が放送されました。年末ガチンコ是非見てくれと竹原氏に言われたので見てみると広島弁爆発で「やる気無いなら帰れーっ。弱いもんの世界じゃ強いかもしれんが強いもんの世界じゃおまえら下じゃ」
おーっ。迫力〜
「眼鏡取れーっ。おまえらのう。テレビじゃけ俺が殴らないとでも思ったのかーーーっ!」
おーっ。迫力〜
もはや世間はファイトクラブに注目でした。
おまけらオラのページにベルトと竹原氏の写真貼り付けてあるのでたくさんファンが集まり拳キチ伝言板人気爆発!かつてない盛況となりました。私のページが有名になったのも嬉しかったのですが、世間的にボクシングファン以外はほぼ知られていない元世界ミドル級王者が知れ渡った事にとても嬉しく感じました。
辰吉が王座転落してボクシングはほぼ世間から忘れ去られたスポーツになりつつあるいま、ガチンコを通して元世界チャンプとボクシングが再び注目されたのです。これを喜ばずにいられません。
このファイトクラブを通してボクシングに興味を持ち100人に1人でもボクシングファンとして残ってくれれば嬉しい限りです。
しかし、寂しいのはボクシングの専門誌ワーボクとボクマガ。まったくガチンコの話しを取り入れていない。おまけにファンが番組の穴を叩くとは悲しい限りです。もしも専門誌が表紙に「竹原慎二」と入れたなら通常の倍は売れたでしょう。ボクシング雑誌を買って何人かファンとして残るはずなのに。ボクシングはマニアの世界という色が非常に強いと思います。専門誌も保守的でとても一般の人が読めるような内容ではありません。2日前、伝言板にこう言った投稿がありました。即座に削除しましたが。
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ガチンコやめろ!! 投稿者:関西暴苦真愚野郎
投稿日:03月23
日(木)16時41分14秒
TBSのガチンコっていう番組はボクシングをなめている
俺はボクシングが好きだしみんなもボクシングが好きだろ!
あの番組はそんな俺たちをバカにしている
真剣にボクシングしている人に失礼だ
TBSよ直ちにあの番組をやめろ
ボクシングファンよ立ち上がれ
今こそあの番組に抗議するんだ
最後に I love BOXING
proxy1.117.ne.jp(210.149.1.251)
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私は世界戦がテレビで放送されても「昨日見なかった。ボクシングやってたの?」つて言われると寂しい気持ちになります。命を張って闘い必死な真剣勝負であるのに誰にも見向きもされない。人には見方があるかもしれませんが「なめられる」より「見向きもされない」の方がファンとして悲しい限りだと思います。ボクシングファン同士でしか語れないマニアの世界に少数での盛り上がりは悲しいです。少なくてもガチンコを通して見たこともないボクシングを見て興味も無かったボクシングの専門誌をたくさんの人が買ったはずです。ボクシングを愛するならたくさんの人たちにボクシングを見てもらい興味を持ってもらう事が私としては嬉しい事だとおもいます。あげ足を取ろうとする方々も大勢いますが、私はボクシング番組というのではなく、竹原氏とボクシングを話題にしたバラエティー番組として見ています。3ヶ月でプロになるって言うのがなめている事になるのかもしれませんが、ボクシングは実力が無ければ現実を突きつけられるスポーツです。駄目ならプロテスト落ちるだけです。何故かみなさんが言うように私の周りでは番組を見てボクシングをなめている感じの人は見受けられません。3ヶ月では簡単に受かるほど甘くないだろうと言う素人のたくさんいます。甘くないのは素人さんでも十分に分かると思います。おまけにガチンコの合宿がハードで「ボクシングってやっぱり厳しいんだね」って言われます。最近まで私の周りでボクシングの話しなんかする人がいなかったので聞かれるだけで嬉しい。
私はローカルなバラエティー番組に出演した事が3度有り「今日はこういった路線で行きましょう」みたいに番組を面白くする演出は多々あります。テレビ局は番組を盛り上げたいので、そんな演出は当然あるでしょう。私としてはボクシングを世間の目に再び見直させてくれた竹原氏、TBSに感謝したいと思います。これを機会にボクシングは少しでも人気が上がって欲しいと思います。
私のページは今の路線で開設当初から続いていますが、多くの皆さんが支持してくれているように楽しむボクシングは必ずしも間違っていなかったというのが確認できたと思います。厳しい意見のページは別サイトにありますので、そちらでお願いしたい所です。私はボクシングを楽しんでみていきたいと思っています。楽しむ人の集まりで頑張ります。
4/1は竹原氏のカンピオーネで27人の方々、そのうち20人近くは女性であり今回ガチンコで竹原氏とボクシングに興味を持った人たちが多数を占めるカンピオーネツアーが決行されます。マイナーといわれて寂しい思いをしてきた私に取って今回の集まりは旧来のボクシングファンと新しい仲間たちとの集まりです。これは素晴らしい事だとおもいます。
今回は長くなりました。書く気になれば明日の朝まで書きそうです。
竹原さーん。応援してますよ!ガチンコファイトクラブ大詰めです。頑張りましょう。
最近の拳キチさんは多くの女性訪問者に囲まれてウキウキの春を迎えられそうです。まる。
2000.3.24更新
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