拳キチさんと「あしたのジョー」前編

甦る伝説の物語



「あしたのジョー」がテレビに登場したときはまだ物心が付かない頃だった
しかし私のボクシング人生に影響を与えたのは「あしたのジョー」だった。矢吹丈と言う男はメチャか
っこいいライバルの力石も生意気そうだったが減量してジョーの前に立ちはだかるときは感動して、力
石の生き様が凄くかっこよかった。そして勝って力石が死んだときは泣いた記憶がある
 靴下を手にはめてグローブの代わりにして近所の子供を殴った記憶があります。これが拳キチさんの
ボクシングの原点?
 この頃はよくボクシングのことが分からなかったのでジョーのバンタム級、力石のフェザー級などは
理解できなかった。
 ですから力石が何故、減量したのかは理解できませんでした。きっとジョーを倒す作戦で減量したの
だと勝手に解釈したものでした 勿論、現在はその意味は分かります。違う体重同士戦うことは許されません。小柄なジョーにフェザー
級は無理。体の大きい力石はとうていバンタムは無理なのです。その無理を承知で減量してジョーと戦
おうとした力石はかっこよく好感が持てました。少年院の対決が引き分けでなかったら、これほどまで
にジョーとの対戦を望まなかったでしょう。力石徹が「勝つ」という執念は並々ならぬ者があり自分引
き分けた男ジョーが許せなかったのでしょう。この二人の対決は力石の「必ず勝つ」という執念が勝っ
ていた試合でありジョーには勝てる見込みのない試合でした。それでも戦ったのは因縁だった。ジョー
にとっても力石は許せない存在だったのです
 力石が死んでジョーが気づいたのは「力石は掛け替えのない存在」だったことです。力石が死んで初
めてそれに気づくことになります。
しかし、クロスカウンター封じの大振りのアッパーはつじつまが合わない。実際にこの戦法に出るとス トレートのカウンターを食います。物語の中ではそれもできないことになっていますが・・・。
「あしたのジョー」それは私の物語の始まりでもあります

  
        続く・・・

 
 
 
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