初日の風景

　

◇入学式が終わった教室です。

「入学式の感想をどうぞ。」

と言うと、Ｍ君がさっと手を挙げました。

「うまくできてよかったです。」

続いて、Ｍさんが手を挙げました。

「詩を間違えたけど、最後までできてよか　ったです。」

さらに、Ｔ君が手を挙げました。

「大きな声を出せてよかったです。」

　次々と発表するのです。これだけでも感心しました。３人が発表したのでこれでおしまい。次に進もうかと考えていると、さらにＭ君が発言しました。Ｍさんも発言しました。

　３人の教室なのに、もっと人がたくさんいるみたいに感じました。

　

◇昨日の創刊号に書いたようなことを話しました。

「先生は、みんなに質問をたくさんできる２年生、３年生になってほしいと考えてるんだ。学校のことでも、先生のことでも、何でもいいから質問はないかな。」

と言うと、またまたＭ君が手を挙げました。

「理科で、どういう実験をするんですか。」

今度はＴ君です。

「算数では、どんな勉強をするんですか。」

最後は、Ｍさん。

「国語では何の勉強をするんですか。」

　なんと質問はお勉強のことばかり。さすが、勉強好きな子たちです。期待が持てます！

　

◇こればかりではつまらないので、

「小林先生について質問はありませんか。」と聞くと、次のような質問が出ました。

「年はいくつですか。」

「趣味は何ですか。」

・・・「パソコンじゃないの」とＴ君がＭ君に耳打ち。

「体育では何が得意ですか。」

「・・・忘れました。」

「跳び箱は得意ですか。」

　さっと質問をできる、「忘れました」とはっきり言える、すばらしい子どもたちです。

　

◇最後に、宿題の説明をしました。

「みんな、宿題は好きかな。」

「は〜い！」

「２ページなんだけど、できそう？」

「は〜い！」

というわけで、初日から２ページの宿題を出しました。明日が楽しみです。