マークさんと国語!

◇今日の国語の時間は、マークさんに問題を出して、マークさんに答えてもらうという時間としました。
 
◇まず、Mさんに『スイミー』を読んでもらいました。マークさんは、
「フンフン。」
と言いながら聞いています。
 問題を出すと、「クラゲ」→「水母」、「エビ」→「海老」と漢字で答えてしまいます。
 中国にも住んでたことがあるので、漢字で覚えてしまったそうです。そして、漢字の方が覚えやすいとも話してくれました。

 全部食べられたはずなのに、どうして岩かげにかくれているのでしょう。
 
 Mさんからの問題に対して、T君、M君は、
「食べられないように。」
と答えました。マークさんは、
「海は広いでしょ。これは、別な兄弟の魚たちなんだよ。」
と答えました。
 さて、日本人のT君、M君VSマークさん、どっちが正解でしょうか。
 教科書に、「スイミーのとそっくりの、小さな魚のきょうだいたちを」とあります。
「そっくりの」ということは、「別なんだけど、似ている」という意味ですね。
 
 つまり、マークさんの考え方が正解と言うことになります。
 
◇次に、T君、M君に『三年とうげ』を読んでもらいました。
 またしても、
「フンフン。」
と言いながら、教科書をめくるマークさん。
「“とうげ”って、どういう意味ですか。」
と質問されました。
 英語で説明できない小林は、山のイラストを描き、「峠」と漢字で書いて説明しました。・・・・・わかってくれたようです。
 イラストで、漢字で、身振り手振りで、いろんなコミュニケーションがあることを実感しました。
 
◇こちらも、二人からマークさんに問題を出してもらいました。
 M君の出した問題の答え、「日が暮れる」という言葉に対して、マークさんは、
「サンセット。」
「落日。」
と答えていました。
 英語でも、漢字でも、自然現象には各国で同じような言葉があるわけです。
 
◇ちょっとした国際理解教育でした。
  「ベリー、インタレスト!」→(とってもおもしろかった!)
マークさんの最後の言葉でした。

1・2の3のトップページ