道徳:夏休み、幸せでしたか?
◇2学期、最初の道徳です。
3人とも「幸せ」という答えでした。安心、安心。そのわけを書かせ、発表してもらいました。
「平泳ぎ・世界新記録で優勝(金メダル2個):北島康介選手」を紹介しました。
この北島選手をインタビュー席まで連れてきた人が、日本代表チームの広報担当となった岩崎恭子さんでした。
11年前、同じバルセロナでオリンピックがありました。その時の女子200M平泳ぎの金メダリストが、岩崎さんです。
その時にインタビューで答えた、「今までで生きてきた中で、一番幸せです」という言葉が有名となりました。
その後、みんなにちやほやされ、世界新記録をとも期待もされました。でも、なかなか成績は伸びません。水泳をするのも嫌になったそうです。
でも、「どうしてもオリンピックに出たい」という仲間の言葉に衝撃を受け、もう一度オリンピックに出ようと決意しました。必死の努力で代表の座をつかみ、アトランタオリンピックに出場しました。でも、バルセロナの時の記録に2秒以上及ばず、10位。19才で引退したそうです。
その後は、普通の大学生活を送り、現在は、日本オリンピック委員会の海外研修員としてロサンゼルス郊外で生活し、スイミングスクールで水泳を教えているそうです。
「幸せ」・・・2人、「そうでもない」・・・1人、という考えでした。
岩崎さんはこう言っています。
頑張れば、誰もが感動を与えることができる。
選手でも、コーチでも、裏方でも。子ども達には、そう話したい。
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岩崎さんも、「幸せ」の本当の意味に気づいたのかもしれません。
最後に、次のお話もしました。ちょっと難しいかなとも思いましたが、真剣に聞いてくれました。
「幸せ」には3種類あるそうです。
1 人にしてもらう幸せ。
2 自分でできる幸せ。
3 人にしてあげる幸せ。
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※読みながら、具体的にこんなのが、1の幸せだね、2の幸せだねと確認しました。
「3」の幸せを、夏休み中に感じた人いる?と尋ねると、3人が挙手。みんなに発表してもらいました。
《T君》夏休みで、お母さんとお父さんの手伝いができて幸せでした。冬休みは、もっと手伝いができたらいいなと思いました。あと、水泳をがんばろうと思いました。 |
《M君》いつも人にしてあげるのは、自分でも幸せか分からなかったけど、幸せということがわかってよかったです。ありがとうと言われるのも幸せでした。 |
《Mさん》日曜日に、お父さんが2階に上ってきました。それは免許証をなくしたからです。私が探して見つけました。ニコニコしました。 |
◇「3」の幸せを感じられる子たちになればなと思います。
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