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道徳:キツネとお地ぞうさま(2)
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つづきです。

◇T君の意見は、こうでした。
「キツネは、自分がほしいと言うときに、 “賢い頭”と“速い足”を、交換するんだったらいいんですけど、二つもらうというのは、ずるいです。」
なるほど、なるほど、二つ「もらう」というのが、いけないらしいです。
「じゃあ、応援賞と優勝と、二つもらうのはいいんですか。」
T君、Mさんも、
「特訓したり、練習して、自分でがんばったものはいいです。」
と言います。
「じゃあ、まり入れも勝って、綱引きも勝って、三つも四つも勝ってもいいんですか。」
さらに問いかけました。すると、
「いいです。」
と、3人とも言うのです。
◇つまり、自分が「勉強して・トレーニングして・特訓」した結果「もらう」のはいくらでもいいけど、ただ「もらう」ものは平等でないといけないと言うわけです。

◇私の何度もの問いかけにも、3人が協力して向かってきました。私が負けた形になりました。
 とってもうれしい「負け」でした。
 みんな!よく考えたね!

《Mさん》
 今日べんきょうして、おもしろかったところは、キツネとおじぞうさまの話をはじめて聞いたことです。うんどう会で
は、大きな声でおうえんがっせんをしたいです。


 こういうお話は、2年生の道徳にもぴったりですね。また、面白いお話を探してみます。

《Tさん》
 今日、キツネとお地ぞう様の勉強をしました。キツネがはやい足をもらうのは、ずるいと思いました。運動会では、おうえんしょうと、ゆうしょうきもとりたいと思いました。これは、ずるくありません。練習をしてもらうからです。

 本番でも、両方とも赤組でしたね。

《Mさん》
 運動会と今の話は、べつだと思いました。小林先生も、本気を出したらと思いました。いつも道徳の時間で本気を出した方がいいと思いました。(道徳の時間だけでお願いします。)たのみますよ。


◇M君の感想はどういう意味か分からなかったので、説明してもらいました。
 どうやら、3人の考えにやられてしまった私への「応援メッセージ」のようでした。・・・・ありがたく受けておきましょう!

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