国語:詩「晴間」を読む(前)
◇国語・詩の学習の授業記録です。
まずは、「晴間」(三木露風)から。
これらをノートに書かせました。勇太郎さんから、
「質問みたいなのでもいいですか?」
と質問がありました。
「“思ったこと”には、疑問も入りますから、 疑問・質問でもいいんだよ。」
と答えました。とってもありがたい質問でした。「わからないこと、疑問」も書いていくと、たくさんのことを書けます。
「3つ目まで書いたら、もってらっしゃいね。」
「書けた人は、5つ以上書けるようにがんばろう。」
書けない子には、ちょっとだけヒントを出して、一つでもいいから書けるように指導していきました。
下の板書が、それらの発表です。
「連」「文語」「五音から」「繰り返し」のような、詩の技法的なことは、ノートにも書かせて指導しました。
◇とってもいい発表でした。
ここからも授業を広げられそうでした。
「今の発表で、何かおたずねしたいことは ありませんか?」
こんな問いかけで話し合いを仕組めるかもしれないなとも思いましたが、今回はやめておきました。また、いずれ。
書く前に、「話者」(「人間の形」の絵の部分です)という言葉も指導しました。また、
「先生、何連のことを書くんですか?」
という質問が晴香さんからありました。
「何連でもいいよ。」
と答えたのですが、なるほど、もっともな、鋭い疑問です。
上のような感じでノートに書かせ、6人に黒板に書いてもらいました。
話者の位置が、それぞれ違いました。
「雲の上にいる」は、誤りとなりました。
「山の上にいるか、下の方にいるか」と問いかけ、「下の方」となりました。理由は、3連目。「静かなる 色を見よ」ということは、下からでないと山は見えない、という理由からです。
「誤り」があるからこそ、「正解」が浮き彫りにされます。「誤り」も貴重な存在であることが分かります。