国語:詩「海雀」(後)

◇授業の流れは、「晴間」と同じです。

1 わかったこと、気づいたこと、思っ たことを書く。
2 発表する。
3 絵で表す。
4 黒板に書かれた絵を検討する。
5 自己評価する。
6 授業の感想を書く。
 
 授業の流れをシンプルにすると子ども達も動きやすくなるんだなあと、改めて思わされました。
◇授業の感想です。

《克久さん》A
 ぼくは、「波ひきゆけばかげ失する」の意味はわからないけど、絵を書いて見せたら、先生に、
「ノートかして。」
と言われてかしてみて、「波ひきゆけばかげ失する」の意味がわかりました。
 でも発言できなかったので、今度はいっぱい発言したいです。
 
◆「絵で表そう」のノートで、「かげ」を描いたのが、克久さんだけでした。実は、「かげ」が、読解する時の大事なポイントになるのです。この場合の「かげ」は、「シャドー」という意味ではなく、「姿」という意味なのですが、子ども達からこの考えを引き出すことが、残念ながらできませんでした。

《裕也さん》AAA
 ぼくは、遠くに海雀がいなければばらない詩だと思いました。ぼくのは海雀が近すぎてだめだったので、今度、絵で表す時は、○になるようにしたいです。
 雅也さんの海岸で、どうやって帰るのか知りたいです。
 

《智基さん》AA
 ぼくは、この詩「海雀」は、とってもいい詩だなあと思いました。
 わけは、北原白秋さんが心の傷をいやすために行ったんだけど、心の傷がいやされなくて日本に帰ってきて、海岸の近くに行ったら海雀がいて、それを詩に書いたからです。
 詩の中では「波ひきゆけばかげ失する」と書いてあるから、見た感じできれいそうに見えます。
 

《浩司さん》A
 今日の勉強で、文の意味をよく考えて、よ〜くわかりました。真ん中二文の意味もわかりました。
 あと、海雀の写真も見られて良かったです。北原白秋さんのウラ話も聞けて、良かったです。
 

《龍馬さん》AAA
 ぼくが今日一番考えたのは、この詩のある部分です。それは、「銀・の・点・点、海・雀」の所です。
 なぜ「銀の点点」なのか、ふしぎでした。そのぼくが出した答えは、遠くから見ると、銀の点点に見えるのかなあと思いました。
 またまたぼくの絵がおしくて、くやしかったです。
 
◆裕也さん、智基さん、浩司さん、龍馬さん、みんな言葉を根拠にした感想を書いています。細かな部分をも見つめて、学習を深めさせたいと考えています。


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