学級通信で学級作り
平成12年度:大江町立本郷西小学校
第6学年・学級通信
七転び八起き
bT9 2000.7.5
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国語『石うすの歌』(7)
◇『石うすの歌』の学習も、いよいよ終わりに近づいてきました。
今日の課題は、これです。
A(Sさん);66ページ6行目から
「千枝子たちは、そんなふうに〜」
→おばさんのことを想像しているから。
B(Tさん);67ページ3行目から
「もうすぐおぼんが来る。」
→ここより前は帰る時のことで、ここからがらりと話が変わるから。
C(Yさん・Kさん・Sさん・Yさん);67ページ8行目から
「瑞枝がうちの人たちと別れて〜」
→ここより前は父母がまだどうなったかわからない楽しい朝で、この後は父母が亡くなったことがわかり、だんだん悲しくなってくるから。
D(Hさん);69ページ3行目から
「お姉ちゃん、わたしもやるわ。」
→瑞枝もやりたそうにしているから。
人数の多い、Cにみんなの考えがまとまりそうでした。
「Cのような感じがしますね。さて、本当にCでしょうか?
Cに質問です。ずうっと、悲しいままですか?悲しく落ち込んだままお話が終わって
いますか?(「違う」という反応)じゃあ、Cは違いますね。
Tさんの“がらりと話が変わる”ここがポイントです。悲しんで、落ち込んで、そこから立ち上がる場所があります。Hさんの考えは、かすってます。さて、どこで区切るといいんでしょう。」
◇線を引いて、次々とノートを持ってきます。
「おしい!」
「おしい!」
が続きました。正解者がやっと出ました。Sさん、Hさん、Kさんです。なぜか、東側の窓の方、陽当たりのいい3人組でした。
さて、正解は・・・、「68ページ10行目・おあばあさん、わたしがひくわ」からでしょう。みんな納得でした。ここから、千枝子が立ち上がり、瑞枝もおばあさんも、少しずつ立ち上がっていくのです。
石うすも「泣いているのでしょうか」から「歌い始めました」に変化しています。
(Sさん)私も物語のように、石うすのことは全然関係なしに区切りをつけていました。先生が、「タイトルにも関係がある」と言ったので、石うすひきを始める所に線を引いたら、そこでした。考えてみると、そこらへんから立ち上がっていく感じが出てきました。そんなふうにタイトルから考える方法もあるので、これからは活用していきたいです。
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◇Tさんの感想に「これからは一人だけの意見でも反対意見や賛成意見などをたくさんして、成長していきたいです」とありました。
その通り!一人ひとりが強くなって、クラス全体の成長があるんです!