学級通信で学級作り


 平成12年度:大江町立本郷西小学校
第6学年・学級通信
七転び八起き
    bU0  2000.7.6
 

国語『石うすの歌』(8)

 
◇いよいよ6年生として取り組ませたかった、最後の問題です。

 この物語の主題は何か。
 
 主題を、

「作者が最も訴えたいこと」・・・でもこれだと作者に聞かないと分からないから「読者が最も強く心に感じること」
 
というように説明してから考えさせました。
 さらに、条件です。

@書き出しを「世の中」「人(間)」とすること。
A一文で終わること。
B「石うす」「登場人物の名前」などは使わないこと。
 
 
こうなると、とっても難しくなりますよね。
「とにかく、一つでもいいから自分で考えられたら100点です。」
と言って、ノートを持ってこさせました。次々と持ってくる「仮の主題」に、100点、100点とつけていきました。
 
◇その後、黒板に書かせ、検討しました。
 残ったものを参考に、さらにもう一度自分で考えさせ、最終的な考えを黒板に書かせました。最後には、私の考えた主題もノートに書かせました。
 この時間で、「主題」を何度も何度も考えたことになります。
◇以下、最終的に一人ひとりが黒板に書いた主題です。
 
《Hさん》
  人はつらいことでものりこえる。
《Tさん》
  人間は助け合いながら強くなっていく。
《Yさん》
  人はどんなことがあっても必ずのりこえ られる。
《Sさん・Sさん》
  人はつらいことでものりこえながら強く なっていく。
《Yさん》
  人はつらいことでものりこえることがで きる。
《Kさん》
  人間はつらいことでもがまんしてのりこ える。
《小林》
  人間は、どんな不幸も乗りこえてたくま しく生きていく。

(Tさん)「主題は何か」というテーマで、ぼくは「主題」が分からなかったけどできたので、みんなも成長したからだと思う。
 68ページ1行目で、「泣きそうになる瑞枝を一生けんめいなぐさめた」と書かれているから、これだと思った。
 だけど、先生の言う言葉は、障害者の『五体不満足』でも書かれていたので、「不幸でも乗り切る」ということがいいと思った。
◇上の「学習のまとめ・感想」のどこがいいか。
@「○ページ○行」としっかりと書いてあること。
A以前に学習した別なこととつないで書いてあること。この二つです。

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