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《ワーキングメモリーが少ない子対応》

「こえた!」を見つけやすくする方法

小林正樹(TOSS山形)

「あまりのあるわり算」は、多くの算数の階段を一つひとつ乗り越えていないとなかなか難しいことを、子どもに学びました。

その子は「こえた!」が言えませんでした。言えたとしても、何でこえたのか、記憶していられませんでした。ここさえクリアできれば、あとは流れでいけます。最大のポイントでした。

そこで、『「こえた!」発見くん』を準備しました。見た目でわかるようになり、安心して計算に取り組めました。


16÷3=□あまり△  

「16をこえない3の段。」

3・1が3
3・2が6
3・3が9
3・4・12
3・5・15
3・6・18・・・こえた!


※6を□の上に書く。・・・・・・・・・@

「6のひとつ下は5。」・・・・・・・・・・A
※□に、5と書く。

「3・5・15」

※16の下に15を書き、引き算をする。

「あまり1」

※1を△に書く。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記の方法でやってみた。

@「越えた!」を通り過ぎることが、何回もあった。

  九九が最後まで行ってしまうことがたびたびあった。

A何で越えたか、わからなくなることがあった。
 「何×何でこえたの?」と問われても、覚えていられないのだ。


B6のひとつ下がわからないことがあった。
・・・「6年生のひとつ下は5年生でしょ。」
  と言ったら、納得していた。

『「こえた!」発見くん』の実践・・・これで、上記の@Aはクリアできた。  

(1)上記の問題の場合、3の段の16に○を付けさせる。

(2)下から、3・1が3、3・2が6,・・・・と、鉛筆で指し示しながら進む。

(3)3・6、18。こえた!を実感させる。

※エクセルで作成しました。ほしい方は、遠慮なく連絡ください。メール添付でお分けします。


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