詩 「いるか」

 
◇詩「いるか」(作 たにかわしゅんたろう)の授業の様子です。
 題名、作者名をみんなで読んだ後、次のように言いました。

3回読んだらすわりなさい。
 
 これだけで、全員が集中して読めるようになりました。2年生3学期二日目の授業で、進歩を感じました。さらに、読み終えて座ってる子もまた読んでいるのです。このことも、ほめました。

感想をどうぞ、Yさん。
 
 席順にどんどん指名していきました。これまた、滞ることなく感想を発表するのです。しかも、2学期までよりも一人一人の言葉が長いように感じました。これまた、いい感じです。
 全員の発表後、再度三回読ませました。その後、いつものようにタイトルの隣に○を10個書かせ、読んだ回数だけ染めさせました。少なくとも、6個染めたことになります。

この詩は、大きく分けるといくつに分けられますか。
 
 
 ちょうどページの変わり目で分かれているのでわかりにくかったかもしれません。
 答えは、「二つ」になります。「連」という用語を教えました。ノートに「詩・・・二連」と書かせました。

一連の最初の行を押さえなさい。
 
 こんなことの繰り返しで「連」という言葉が定着していきます。
 最初の行は、「いるかいるか」です。

イルカがいるように、読んでご覧。
 
 さあて、たった一行ですが、どんな読み方をするでしょうか。
 発見された読み方です。最初に、片方が「イルカ」の場合が発見されました。
  Sさん→イルカ!いるか?
  Yさん→いるか?イルカ!
 次に、両方が「イルカ」の場合です。
  Hさん→イルカ!イルカ!
 最後は、なかなか出なかったのですが、どっちもイルカじゃない場合です。
  Hさん・Yさん→いるか?いるか?
「いろんな読み方があるね。どの読み方が いいかは、自分で決めていいんだよ。」
と話しました。谷川俊太郎さんの詩の面白さを感じました。
 
◇こんな感じで3学期最初の国語の時間がスタートしました。