道徳:ごめんなさい

◇こんな問いからスタート。
「最近、“ごめんなさい”と、あやまったことのある人?」
5人の子が「ある」と言う。発表できる子にみんなの前で言わせた。
 次に、裏の作文を読み、基本的なことをどんどん聞いた。
「何をしたら、ひどくしかられたの?」
「胸がドキドキしたのはなぜ?」
「まあ君がゆるしてくれたのはどうして?」
「“ありがとう”とお母さんが言ったのはな ぜだろう?」
「あやまりに行って、よかったですか?」
最後の問いでは、全員が「○」となった。
 
◇次は、ミニ「ロールプレイ」。
「Aさんがさそって、Bさんと二人で教室でボール投げをしました。Bさんが強いボールを投げたため、ガラスが割れてしまいました。先生のところで、こう言いました。
  Aさん・・・Bが強いボールを投げたから割れてしまいました。
  Bさん・・・Aからさそわれて、ボール投げをしたら、割れてしましまいました。
 みなさんが先生だったら、二人に何と言いますか。」
 道徳ノートに書かせて、発表させた。とてもおもしろい反応が多く、話し合わせた。
 
  ・Aが悪い。
  ・Bが悪い。
  ・二人とも悪い。
  ・「こらっ!」
10人いると、答えが様々に出てくる。
「では、二人は先生に何と言って、断ればいいですか。」
二人組のうち、一人を割った人、一人をさそった人とした。練習をさせ、実際に私の前で断らせてきた。

「私がさそって、ボール遊びをしてガ ラスを割ってしまいました。ごめん なさい。」
「教室でボール遊びをそて、割ってし まいました。ごめんなさい。」
 
 模範解答は、上のようになるだろうか。3組が一発で合格だった。
《Sさん》
 今日、「ごめんなさい」のべんきょうをしました。「ごめんなさい」というのがだいじだとおもいました。たまに「ごめんなさい」を言いたいとおもいます。
《Kさん》
 「ごめんなさい」と、すぐ言えばいいとおもいました。キャッチボールをするとき、外でするといいとおもいます。
 
◇「単純なことを尋ねて、どんどん発表させる」「ロールプレイ(ちょっとした役割を決めた演技)を取り入れる」・・・こんなことが有効だと感じた45分間だった。