「主語+述語」で詩ができました:3

 
二年生十人
 
Hくんは、たたかう。
Hは、えをかく。
Hくんは、とぶ。
Nちゃんは、走る。
Yくんは、おもしろい。
Kちゃんは、おりがみをおる。
Rくんが、字を書く。
Rくんは、てつぼうをする。
Sちゃんが、あそぶ。
 
みんな、二年生。
 
      《 S 》
 
二年生十人
 
Hさんは、がんばる。
Sくんは、つよい。
Kちゃんが、走る。
Nさんは、天才。
Sちゃんは、せが高い。
Rくんが、たたかう。
Rくんが、いる。
Yくんが、生きている。
Hくんが、まっかになる。
 
みんな、つよい。
 
        《 H 》
 
二年生十人
 
Kちゃんは、やさしい。
Sちゃんは、おもしろい。
Nちゃんは、べんきょうをする。
Hくんが、およぐ。
Rくんが、そうじをする。
Yくんは、つよい。
Hくんが、走る。
Sくんが歩く。
Rくんが、本を読む。
 
みんな、友だち。
 
        《 H 》
 
◇「主語+述語」の定型詩、第3弾です。
 もともとは、裏にあった詩です。読売新聞の6月5日(土)に載っていたものです。
 川崎洋氏の評も載っています。
『あなた自身も、みんなにとって友だち。』
 
◇なんとなく重苦しい1週間でした。長崎県の小学校6年生の事件があったためです。衝撃的でした。
 原因はまだわからないため、軽々しいことは言えません。
 ただ、お互いを見る目をもう少しやさしくさせたいな、と思います。それが根底にあって、ぶつかり合いながらも、成長させたいなとも思います。