音読(声を出して読むこと)の大切さ

『声を出して読みたい日本語』という本がブームである。私も1〜3まで買った。
 買ってはみたが、いわゆる「読む本」ではない。タイトルの通り、「声に出して読む」本である。
 クラスでは、「暗唱」に挑戦させている。
 今回の「寿限無」でbTとなった。一昨日に初めて紹介し、三日目ですでに7人の子が暗唱のテストをクリアしている。
 
◇今日、国語のテストをした。
 「時間のかかる子」と「すぐに書き終える子」の差が大きい。
 これはいったい、何の差だろう。
 考えられることは、「読むスピード」「正確に読む力」の差だ。「時間のかかる子」でもあきらめさせないで、じっくりと書かせれば、90点近くの得点を取っているから、なおさら、「スピード」「正確さ」の差を感じてしまう。
 
「スピード」「正確さ」の力をどうやってつけようとしているのか。

作戦その1 音読○10個染める作戦
 
「タイトルの横に○を10個書きなさい。1回読んだら、一つ染めなさい。お家で読んでも染めていいですよ。」
 こんな感じで話している。すると、お家でも読んで○10個の子が出てくる。20,30となる。その度に、教科書にシールを1枚はる。

作戦その2 いつでも読書作戦
 
 教室に、図書室の本を運び込んだ。一人5冊分ほどの本が並んでいる。しかも、読み物の本ばかり。
「最近、長い本をじっくり読んでる子が多いねえ。さすが、2年生だな。」
読んでる時、こんな話をする。集中して読んでる姿は、ちょっと知的な雰囲気が漂う。

作戦その3 算数でも音読作戦
 
 算数でも、声に出して読ませている。
 計算も、やり方を声に出させながらさせている。
 黒板に書いたことの発表も、当然ながら声に出させている。
 この時のポイントは、目で追って読んでいるかどうか、だ。
「目で、耳で、口で、頭で、いろんなところを全部使って勉強すると、脳みそにしげきがたっぷり入って、賢くなるんだよ。」
と言っている。 
 
◇もっとあるのだが、ここまで。